泣ける程に愛してる。


「なぁ、そういえばさ。」
「ん?」
「もう小森って呼ぶの、おかしいよな?」
「あぁ、、、じゃあ、わたしも蓮見部長って呼ぶのはおかしいってこと?」

わたしたちは顔を見合わせ、何だか気恥ずかしくなった。

「さ、咲?」
「け、啓人、、、さん?」
「いや、そこは呼び捨てでいこう!」
「啓人!」
「咲!」
「啓人!」
「咲!」

と呼び合う練習をして、わたしたちは笑い合った。

そうしている内にお風呂が沸き、わたしは先に入らせてもらった。

わたしは湯船に浸かり、蓮見部長、、、じゃなくて、啓人の家のお風呂広いなぁ、とさすが部長の家だと関心してしまった。

そういえば、ここって1LDKだよね?

まだベッド買ってないし、わたしはそれまでソファーで寝よう。

でも、たった一年の為にベッド買うの勿体ないか。
わたしの家のベッド持って来ればよかったぁ〜
何でそれに気付かないで処分しちゃったんだろ。

いっそのこと、わたしはずっとソファーでもいいか。

何か啓人の家で暮らすって、変な感じ。
そのうち慣れるかなぁ。

まぁ、一年だけだしね。