それから、最後に。
「…僕も、かつて君達の為に…自分を犠牲にしようとして、助けてもらった身だから…偉そうなことは言えないけど」
ずっと黙っていたマシュリさんが、ゆっくりと口を開いた。
「君は、冥界に足を踏み入れてまで僕を助けに来てくれた。だから、僕も同じことをするよ。誰に何を言われても。君自身がそれを拒絶したとしても」
「…マシュリさん…」
「お節介だと思う?…だけど、それが、君達が僕にしたことだよ」
…うん、そうだったね。
仲間のことは無条件で助けに行く癖に、自分は助けてもらいたくない、なんて。
それは通じないよ。
だから…もう、お願い。
自分の気持ちに…嘘はつかないで。
「…一緒に帰ろうよ、ナジュ君」
僕はもう一度、ナジュ君に手を差し伸べた。
ナジュ君は震える瞳で、僕の手を見つめていた。
「僕には、僕達には…君が必要なんだ。いつかじゃなくて、今…一緒に帰りたいんだよ」
「…天音さん。…イレースさん…マシュリさん…」
その為に、僕らはここまで来たんだよ。
…それでもナジュ君が「帰らない」って言ったらどうしよう。
…よし。
その時は…僕も『アメノミコト』に転職しよう。
するとナジュ君は、僕のそんな心の中を読んでいたらしく。
「…天音さんに、暗殺者は無理なのでは?」
「うっ…。じ…自分でもそう思うけど…」
「そうだ。トゥルーフォーム時の天音さんなら…」
「あ、あぁぁぁ!だから、それは駄目だって!」
僕は慌てて、ナジュ君の口を塞いだ。
それは言わないでって。分かって言ってるでしょナジュ君。
「…まったく、あなた達と来たら…本当に物好きで、困った人ですよ」
ナジュ君は呆れたように、でも…何処か嬉しそうに呟いた。
「…うん、そうかも」
「だけど…。…そうですね。僕も自分に嘘つくの、やめます」
うん。…そうして。
ナジュ君は、そっと僕の手を取った。
「僕も一緒に帰りたいです。…連れて帰ってください」
「…うん」
僕はしっかりと、ナジュ君の手を握り返した。
絶対、この手を離したりはしないから。
「…僕も、かつて君達の為に…自分を犠牲にしようとして、助けてもらった身だから…偉そうなことは言えないけど」
ずっと黙っていたマシュリさんが、ゆっくりと口を開いた。
「君は、冥界に足を踏み入れてまで僕を助けに来てくれた。だから、僕も同じことをするよ。誰に何を言われても。君自身がそれを拒絶したとしても」
「…マシュリさん…」
「お節介だと思う?…だけど、それが、君達が僕にしたことだよ」
…うん、そうだったね。
仲間のことは無条件で助けに行く癖に、自分は助けてもらいたくない、なんて。
それは通じないよ。
だから…もう、お願い。
自分の気持ちに…嘘はつかないで。
「…一緒に帰ろうよ、ナジュ君」
僕はもう一度、ナジュ君に手を差し伸べた。
ナジュ君は震える瞳で、僕の手を見つめていた。
「僕には、僕達には…君が必要なんだ。いつかじゃなくて、今…一緒に帰りたいんだよ」
「…天音さん。…イレースさん…マシュリさん…」
その為に、僕らはここまで来たんだよ。
…それでもナジュ君が「帰らない」って言ったらどうしよう。
…よし。
その時は…僕も『アメノミコト』に転職しよう。
するとナジュ君は、僕のそんな心の中を読んでいたらしく。
「…天音さんに、暗殺者は無理なのでは?」
「うっ…。じ…自分でもそう思うけど…」
「そうだ。トゥルーフォーム時の天音さんなら…」
「あ、あぁぁぁ!だから、それは駄目だって!」
僕は慌てて、ナジュ君の口を塞いだ。
それは言わないでって。分かって言ってるでしょナジュ君。
「…まったく、あなた達と来たら…本当に物好きで、困った人ですよ」
ナジュ君は呆れたように、でも…何処か嬉しそうに呟いた。
「…うん、そうかも」
「だけど…。…そうですね。僕も自分に嘘つくの、やめます」
うん。…そうして。
ナジュ君は、そっと僕の手を取った。
「僕も一緒に帰りたいです。…連れて帰ってください」
「…うん」
僕はしっかりと、ナジュ君の手を握り返した。
絶対、この手を離したりはしないから。


