やっと…やっと、久し振りにナジュ君に会えた。
さっきまで、塩対応されて悲しくて泣きそうになっていたけど。
その涙はあっという間に、再会を喜ぶ涙に変わってしまった。
「…無事で、良かった…」
あ、駄目だ…。泣くまいと思ってたのに、涙が…。
「ナジュ君…元気そうで…」
「あ、えっ…。あ、あなた…天音さん…?」
「うん…そうだよ」
ごめん。ちょっと…みっともないよね。涙が…。
だけど…凄く、心配だったから…。
「それに…イレースさんとマシュリさんまで…」
「一体誰と勘違いして、モノを言ってるんです」
「す、すみません…。たまゆ…いや、『アメノミコト』の暗殺者の方かと…」
…たまゆ?
ともかく、ナジュ君がいつものナジュ君に戻ってくれた。
さっきのは、僕達を『アメノミコト』の人だと勘違いしていたんだ。
そうだよね。ナジュ君、こちらに背中を向けてたし…。気づかなかったんだ。
「だって、仕方ないじゃないですか。あなた達が…まさか、こんなところまで来るとは思わなかったから…」
と、ナジュ君。
それはごめんね。
でも、君を助けに行く為なら、僕は何処にでも行くよ。
「僕の心臓を取り返す為に冥界にまで来た人が、今更何を言ってるの?」
マシュリさんが、ズバリとそう言い返した。
「成程、確かに」
…納得しちゃうんだね、ナジュ君。
まぁ…冥界に行った時のことを思えば。
ジャマ王国なんて…近所の公園みたいなものだよ。うん。
近所の公園にしては、かなり、いや相当物騒だけど…。
「…で、なんでそんな格好してるんですか?」
うっ。
「そ、それは…変装の為に…」
「通りすがりの暗殺者を殴って気絶させて、身ぐるみを剥がしてきました」
イレースさん、言い方。言い方。
「成程…。潜入する為には理に適ってますが…でも、天音さんは逆効果だったのでは?」
「えっ?」
「イレースさんとマシュリさんはともかく、天音さんはその黒装束、全然似合ってませんから」
「うぐっ…」
…分かってはいたけど。自覚もしてるけど。
ナジュ君にはっきりとそう言われてしまうと、結構へこむって言うか…。
…そっか。似合ってないのか…。
「天音さん、あなたは暗殺者とは程遠いですからね。溢れ出る優しさと人の良さが、黒装束と不釣り合いで…」
「そ、そうは言うけど…僕だって必死に、」
「せめてトゥルーフォームの天音さんだったら、少しは様になって、」
「あ、あぁぁぁ!それは言わないで!」
慌てる僕を見て、にや、と笑うナジュ君。
もぉぉぉ…。…分かってて言ってるでしょ、そういうこと。
…でも、今ばかりは、こんなやり取りが懐かしかった。
涙が出るくらいに。
僕は、溢れそうになった涙を手の甲で拭った。
泣いてる場合じゃないよね。
ナジュ君は見つけたけど、これから、まだ令月さんとすぐりさんの二人を探さなきゃいけないんだし。
…泣くのは後にして。
「ナジュ君、一緒に行こう」
「…何ですか?」
「帰るんだよ、一緒に」
僕はそう言って、ナジュ君に手を差し伸べた。
その手を、ナジュ君は当然掴んでくれるものだと思っていた。
さっきまで、塩対応されて悲しくて泣きそうになっていたけど。
その涙はあっという間に、再会を喜ぶ涙に変わってしまった。
「…無事で、良かった…」
あ、駄目だ…。泣くまいと思ってたのに、涙が…。
「ナジュ君…元気そうで…」
「あ、えっ…。あ、あなた…天音さん…?」
「うん…そうだよ」
ごめん。ちょっと…みっともないよね。涙が…。
だけど…凄く、心配だったから…。
「それに…イレースさんとマシュリさんまで…」
「一体誰と勘違いして、モノを言ってるんです」
「す、すみません…。たまゆ…いや、『アメノミコト』の暗殺者の方かと…」
…たまゆ?
ともかく、ナジュ君がいつものナジュ君に戻ってくれた。
さっきのは、僕達を『アメノミコト』の人だと勘違いしていたんだ。
そうだよね。ナジュ君、こちらに背中を向けてたし…。気づかなかったんだ。
「だって、仕方ないじゃないですか。あなた達が…まさか、こんなところまで来るとは思わなかったから…」
と、ナジュ君。
それはごめんね。
でも、君を助けに行く為なら、僕は何処にでも行くよ。
「僕の心臓を取り返す為に冥界にまで来た人が、今更何を言ってるの?」
マシュリさんが、ズバリとそう言い返した。
「成程、確かに」
…納得しちゃうんだね、ナジュ君。
まぁ…冥界に行った時のことを思えば。
ジャマ王国なんて…近所の公園みたいなものだよ。うん。
近所の公園にしては、かなり、いや相当物騒だけど…。
「…で、なんでそんな格好してるんですか?」
うっ。
「そ、それは…変装の為に…」
「通りすがりの暗殺者を殴って気絶させて、身ぐるみを剥がしてきました」
イレースさん、言い方。言い方。
「成程…。潜入する為には理に適ってますが…でも、天音さんは逆効果だったのでは?」
「えっ?」
「イレースさんとマシュリさんはともかく、天音さんはその黒装束、全然似合ってませんから」
「うぐっ…」
…分かってはいたけど。自覚もしてるけど。
ナジュ君にはっきりとそう言われてしまうと、結構へこむって言うか…。
…そっか。似合ってないのか…。
「天音さん、あなたは暗殺者とは程遠いですからね。溢れ出る優しさと人の良さが、黒装束と不釣り合いで…」
「そ、そうは言うけど…僕だって必死に、」
「せめてトゥルーフォームの天音さんだったら、少しは様になって、」
「あ、あぁぁぁ!それは言わないで!」
慌てる僕を見て、にや、と笑うナジュ君。
もぉぉぉ…。…分かってて言ってるでしょ、そういうこと。
…でも、今ばかりは、こんなやり取りが懐かしかった。
涙が出るくらいに。
僕は、溢れそうになった涙を手の甲で拭った。
泣いてる場合じゃないよね。
ナジュ君は見つけたけど、これから、まだ令月さんとすぐりさんの二人を探さなきゃいけないんだし。
…泣くのは後にして。
「ナジュ君、一緒に行こう」
「…何ですか?」
「帰るんだよ、一緒に」
僕はそう言って、ナジュ君に手を差し伸べた。
その手を、ナジュ君は当然掴んでくれるものだと思っていた。


