キルディリア魔王国は、島国である。
そこで俺達は今回、キルディリア魔王国行きの船に乗って、かの国に向かうことにした。
今回は、以前アーリヤット皇国に向かった時のように、密入国じゃない。
船の荷物置き場で、閉塞感と船酔いに苦しみながら、船旅を行う必要はない。
ちゃんと、キルディリア魔王国行きの正式な旅客船に乗って。
きちんと部屋を取って、そこに泊まる予定である。
豪華客船のクルーズ…とは行かないが。
部屋の中は、それなりに快適そうだった。
「見て見て羽久。ジュースとかお菓子、売店で売ってるって」
「…」
「おぉっ。当旅客船名物のフルーツアイスクリームがおすすめだって!これ買いに行こうよ」
…何でこのおっさん、船旅に大はしゃぎなの?
つーか、お前チョコシュークリーム持ってきたんじゃなかったのか。
そっちを先に食べろよ。
まだ船に乗ったばかりたのに、こんな呑気で良いのかよ。
…と思ったが、鬱々として船室に閉じこもってるよりは、マシなのかもな。
「…分かったよ。アイスな」
「うん!チョコ味じゃないけど、たまには良いよね〜」
チョコレートに限らず、甘いものなら基本、何でも好きだからな。シルナは。
アイスでも、何でもござれ。
ついでに、売店で今日の晩飯も買っておこう…。
で、シルナと一緒に船内の売店に行くと。
「おぉ…。…意外と大きいな」
「見て羽久。パン屋さんが入ってる」
あぁ、凄いな。
ショッピングセンターの中にあるようなベーカリーがあって、そこで焼き立てのパンや、淹れ立てのコーヒーを販売していた。
パンだけじゃなくて、サンドイッチやハンバーガーなんかもある。
船のデッキにテーブル席もあるので、ここで買った食べ物を、優雅に海を眺めながら食べることが出来るんだって。
リッチな気分が味わえそうだな。
ベーカリー以外にも、お弁当、お惣菜の品揃えもとても豊富。
市販の菓子パンとかおにぎりしかないのかな、と思ったけど全然そんなことなかった。
「あぁっ、見てよ羽久。お菓子もある!」
シルナは、目ざとく売店の中にスイーツコーナーを発見。
さっき言ってた、船内名物のアイスクリームだけじゃなくて。
お土産用のケーキとか、プリンとか、クッキーとかも売っている。
「美味しそう!買っていこーっと」
…お前、スーツケースの中身全部チョコなんじゃないか、ってくらい、チョコ菓子を持ってきてるのに。
ここでも、菓子を買うのか?
…まぁ良いや。好きにさせておこう。
そして、その判断は正解だった。
というのも、俺達の船旅が平穏だったのは、ここまでだったからである。
そこで俺達は今回、キルディリア魔王国行きの船に乗って、かの国に向かうことにした。
今回は、以前アーリヤット皇国に向かった時のように、密入国じゃない。
船の荷物置き場で、閉塞感と船酔いに苦しみながら、船旅を行う必要はない。
ちゃんと、キルディリア魔王国行きの正式な旅客船に乗って。
きちんと部屋を取って、そこに泊まる予定である。
豪華客船のクルーズ…とは行かないが。
部屋の中は、それなりに快適そうだった。
「見て見て羽久。ジュースとかお菓子、売店で売ってるって」
「…」
「おぉっ。当旅客船名物のフルーツアイスクリームがおすすめだって!これ買いに行こうよ」
…何でこのおっさん、船旅に大はしゃぎなの?
つーか、お前チョコシュークリーム持ってきたんじゃなかったのか。
そっちを先に食べろよ。
まだ船に乗ったばかりたのに、こんな呑気で良いのかよ。
…と思ったが、鬱々として船室に閉じこもってるよりは、マシなのかもな。
「…分かったよ。アイスな」
「うん!チョコ味じゃないけど、たまには良いよね〜」
チョコレートに限らず、甘いものなら基本、何でも好きだからな。シルナは。
アイスでも、何でもござれ。
ついでに、売店で今日の晩飯も買っておこう…。
で、シルナと一緒に船内の売店に行くと。
「おぉ…。…意外と大きいな」
「見て羽久。パン屋さんが入ってる」
あぁ、凄いな。
ショッピングセンターの中にあるようなベーカリーがあって、そこで焼き立てのパンや、淹れ立てのコーヒーを販売していた。
パンだけじゃなくて、サンドイッチやハンバーガーなんかもある。
船のデッキにテーブル席もあるので、ここで買った食べ物を、優雅に海を眺めながら食べることが出来るんだって。
リッチな気分が味わえそうだな。
ベーカリー以外にも、お弁当、お惣菜の品揃えもとても豊富。
市販の菓子パンとかおにぎりしかないのかな、と思ったけど全然そんなことなかった。
「あぁっ、見てよ羽久。お菓子もある!」
シルナは、目ざとく売店の中にスイーツコーナーを発見。
さっき言ってた、船内名物のアイスクリームだけじゃなくて。
お土産用のケーキとか、プリンとか、クッキーとかも売っている。
「美味しそう!買っていこーっと」
…お前、スーツケースの中身全部チョコなんじゃないか、ってくらい、チョコ菓子を持ってきてるのに。
ここでも、菓子を買うのか?
…まぁ良いや。好きにさせておこう。
そして、その判断は正解だった。
というのも、俺達の船旅が平穏だったのは、ここまでだったからである。


