や…。…やっと着いた。
「ここ…。ここが、『アメノミコト』のアジト…?」
「…そのようですね。地図によると、アジトの備品倉庫のようです」
と、イレースさん。
倉庫…と言っても、あまり倉庫としては使われていないみたいで。
ほとんど物は置いてなくて、ガラクタ置き場みたいになっていた。
「さぁ。物見遊山しに来た訳じゃないんです。さっさと行きますよ」
「あ、ちょ、イレースさん…」
「…!待って。人が来る」
マシュリさんが、鋭い声で警告した。
えっ。
「ひ、人?ここに?」
「うん。二人…ううん、この足音だと三人。向かってきてる」
「さっ…三人って…」
ど、どうしよう。
まだ潜入したばかりなのに。もうバレたのだろうか?
それとも偶然?偶然通りかかっただけ?
そこの棚に隠れようか?それとも引き返すべき?
一体誰なんだろう。『アメノミコト』の暗殺者?それとも違う人?
僕の頭の中は、あっという間にパニックに陥ったが。
僕に反して、イレースさんはまったく狼狽える様子はなく。
「三人ですか。丁度良い、手伝いなさい」
と、マシュリさんに指示した。
「うん、分かった」
マシュリさんも全然怯えた様子はなく、僕より遥かに冷静だった。
そのまま二人は、倉庫の入り口ににじり寄り、その場にしゃがんで待機。
いや、逃げなきゃいけないんじゃないの。何をして…。
「ふ、二人共。逃げっ…」
と、言いかけた時にはもう遅く。
倉庫の扉が開き、そこから黒装束を身に着けた三人の『アメノミコト』の暗殺者が入ってきた。
僕は、思わず息が止まりそうになったけど。
イレースさんとマシュリさんの動きは、速かった。
イレースさんは、左に立っていた暗殺者さんの脳天に、いつもの、いやいつも以上に強烈な拳骨を叩き込み。
ケルベロスの姿に『変化』したマシュリさんは、右に立っていた暗殺者さんのお腹に、アイアンテールを打ち込んだ。
咎める隙もない早業。
ただ倉庫に入ってきただけなのに、強烈な一撃を食らわされて。
気の毒な二人の暗殺者さんは、その場で意識を失って昏倒。
そして、残るは。
「えっ?えっ?」
真ん中に立っていた暗殺者さんだけは、突然倒された左右の二人を交互に見て、物凄く動揺していた。
同じくらい、僕も動揺していたのだが。
「何やってるんです。さっさとやりなさい!」
そんな僕に、イレースさんの鋭い叱咤が飛んだ。
このままじゃ、僕までイレースさんの鉄拳を食らいかねない。
ひっ、と声を出した僕は。
「ご…ごめんなさい!」
そう叫びながら、残る真ん中の暗殺者さんに飛びかかった。
「うわっ…!」
僕には、イレースさんのように殴りかかる度胸も。
ましてやマシュリさんのような、立派な尻尾も当然あるはずがなく。
お腹にタックルするかのように飛びかかると、真ん中の暗殺者さんは真後ろに倒れ。
そのまま、ガッ、と床に後頭部を打ち付け、気絶。
「あ…ご、ごめんなさい…」
「…」
謝ったけど、意識を失っているので、聞こえていない。
だ、大丈夫だろうか?
頭を打ったショックで、深刻なダメージを負わせてしまったんじゃないかと、慌てて暗殺者さんを抱きかかえたけど。
…良かった。ただ頭を打って気絶しただけみたいだ。
ただし、後頭部に大きなコブが出来ている。
…ごめんなさい。
「ここ…。ここが、『アメノミコト』のアジト…?」
「…そのようですね。地図によると、アジトの備品倉庫のようです」
と、イレースさん。
倉庫…と言っても、あまり倉庫としては使われていないみたいで。
ほとんど物は置いてなくて、ガラクタ置き場みたいになっていた。
「さぁ。物見遊山しに来た訳じゃないんです。さっさと行きますよ」
「あ、ちょ、イレースさん…」
「…!待って。人が来る」
マシュリさんが、鋭い声で警告した。
えっ。
「ひ、人?ここに?」
「うん。二人…ううん、この足音だと三人。向かってきてる」
「さっ…三人って…」
ど、どうしよう。
まだ潜入したばかりなのに。もうバレたのだろうか?
それとも偶然?偶然通りかかっただけ?
そこの棚に隠れようか?それとも引き返すべき?
一体誰なんだろう。『アメノミコト』の暗殺者?それとも違う人?
僕の頭の中は、あっという間にパニックに陥ったが。
僕に反して、イレースさんはまったく狼狽える様子はなく。
「三人ですか。丁度良い、手伝いなさい」
と、マシュリさんに指示した。
「うん、分かった」
マシュリさんも全然怯えた様子はなく、僕より遥かに冷静だった。
そのまま二人は、倉庫の入り口ににじり寄り、その場にしゃがんで待機。
いや、逃げなきゃいけないんじゃないの。何をして…。
「ふ、二人共。逃げっ…」
と、言いかけた時にはもう遅く。
倉庫の扉が開き、そこから黒装束を身に着けた三人の『アメノミコト』の暗殺者が入ってきた。
僕は、思わず息が止まりそうになったけど。
イレースさんとマシュリさんの動きは、速かった。
イレースさんは、左に立っていた暗殺者さんの脳天に、いつもの、いやいつも以上に強烈な拳骨を叩き込み。
ケルベロスの姿に『変化』したマシュリさんは、右に立っていた暗殺者さんのお腹に、アイアンテールを打ち込んだ。
咎める隙もない早業。
ただ倉庫に入ってきただけなのに、強烈な一撃を食らわされて。
気の毒な二人の暗殺者さんは、その場で意識を失って昏倒。
そして、残るは。
「えっ?えっ?」
真ん中に立っていた暗殺者さんだけは、突然倒された左右の二人を交互に見て、物凄く動揺していた。
同じくらい、僕も動揺していたのだが。
「何やってるんです。さっさとやりなさい!」
そんな僕に、イレースさんの鋭い叱咤が飛んだ。
このままじゃ、僕までイレースさんの鉄拳を食らいかねない。
ひっ、と声を出した僕は。
「ご…ごめんなさい!」
そう叫びながら、残る真ん中の暗殺者さんに飛びかかった。
「うわっ…!」
僕には、イレースさんのように殴りかかる度胸も。
ましてやマシュリさんのような、立派な尻尾も当然あるはずがなく。
お腹にタックルするかのように飛びかかると、真ん中の暗殺者さんは真後ろに倒れ。
そのまま、ガッ、と床に後頭部を打ち付け、気絶。
「あ…ご、ごめんなさい…」
「…」
謝ったけど、意識を失っているので、聞こえていない。
だ、大丈夫だろうか?
頭を打ったショックで、深刻なダメージを負わせてしまったんじゃないかと、慌てて暗殺者さんを抱きかかえたけど。
…良かった。ただ頭を打って気絶しただけみたいだ。
ただし、後頭部に大きなコブが出来ている。
…ごめんなさい。


