エニスにもらった地図を、よくよく見てみると。
『アメノミコト』には、蜘蛛の巣のように複雑で、そしてたくさんの隠し通路があるようだった。
エニスが把握しているだけでも、この数。
更に、今俺達がいるこの下水道には、アジトに通じる隠し通路が複数存在しているらしく。
さっき、鉄板によって遮断されていた隠し通路の他にも、いくつかアジトに通じる道があるようだった。
そして…。
「…ここだな」
俺達の前には、人間がやっとこさ、這いつくばって通れるほどの大きさの下水管がある。
ここを通れば、『アメノミコト』のアジトに繋がっている…はず。
今度こそ。
「地図によると…ここを通っていけば、アジトの地下室に着くらしい」
ここが使えれば、今度こそアジトに入り込めるのだが。
…よし、行くぞ。
「俺が先に行くから、後をついてきてけれ」
「う、うん」
再び四つん這いになって、下水管を進む。
…今度は、鉄板で遮られてはいなかった。
「おっ…。これは行けそうだぞ」
下水管としては、当分使われていなかったようで。
水が流れた形跡はまったくなくて、ひたすら、ただ細くて暗い下水管が続いている。
凄く窮屈な姿勢のまま、5分ほど真っ直ぐ進んで…。
「あっ…」
唐突に、広い空間に出た。
転がるように、下水管を這い出ると。
「…っ!シルナ、ここ…!」
「えっ?えっ?着いた?」
「…着いたみたいだぞ」
ここが、『アメノミコト』のアジト。
良かった。この隠し通路はまだ使われていたようだ。
ようやく広い空間に出た。
ずっと狭いところを進んでいたから、解放感が凄い。
「ほら、シルナ。早く」
と、俺が促してしまったのが間違いだった。
「やったー!出っ…あ痛っ!」
「…」
喜びのあまりはしゃいだシルナは、狭い水道管の天井に頭をぶつけていた。
ゴッ、って重い音がした。
…何やってんの?
「いたぁぁぁぁ!」
シルナ、涙目。
「馬鹿。大声を出すなって!」
俺は、慌ててシルナの口を塞いだ。
折角隠し通路から入ってきたのに、隠れてきた意味がないじゃん。
聞かれたらどうするんだよ。
すると。
「…誰かそこにいるの?」
「ひっ…」
ほら、シルナが大声出すから、案の定見つかった。
…と、思ったけど。
「…その声…。…まさか、学院長?」
「えっ…!?」
その聞き覚えのある声に、俺は大急ぎで地下室を飛び出した。
すると、俺達が入ってきた地下室の、丁度真向かいにもまた、鉄格子に囲われた地下室があって。
そこに、俺達が探していた…令月の姿があった。
『アメノミコト』には、蜘蛛の巣のように複雑で、そしてたくさんの隠し通路があるようだった。
エニスが把握しているだけでも、この数。
更に、今俺達がいるこの下水道には、アジトに通じる隠し通路が複数存在しているらしく。
さっき、鉄板によって遮断されていた隠し通路の他にも、いくつかアジトに通じる道があるようだった。
そして…。
「…ここだな」
俺達の前には、人間がやっとこさ、這いつくばって通れるほどの大きさの下水管がある。
ここを通れば、『アメノミコト』のアジトに繋がっている…はず。
今度こそ。
「地図によると…ここを通っていけば、アジトの地下室に着くらしい」
ここが使えれば、今度こそアジトに入り込めるのだが。
…よし、行くぞ。
「俺が先に行くから、後をついてきてけれ」
「う、うん」
再び四つん這いになって、下水管を進む。
…今度は、鉄板で遮られてはいなかった。
「おっ…。これは行けそうだぞ」
下水管としては、当分使われていなかったようで。
水が流れた形跡はまったくなくて、ひたすら、ただ細くて暗い下水管が続いている。
凄く窮屈な姿勢のまま、5分ほど真っ直ぐ進んで…。
「あっ…」
唐突に、広い空間に出た。
転がるように、下水管を這い出ると。
「…っ!シルナ、ここ…!」
「えっ?えっ?着いた?」
「…着いたみたいだぞ」
ここが、『アメノミコト』のアジト。
良かった。この隠し通路はまだ使われていたようだ。
ようやく広い空間に出た。
ずっと狭いところを進んでいたから、解放感が凄い。
「ほら、シルナ。早く」
と、俺が促してしまったのが間違いだった。
「やったー!出っ…あ痛っ!」
「…」
喜びのあまりはしゃいだシルナは、狭い水道管の天井に頭をぶつけていた。
ゴッ、って重い音がした。
…何やってんの?
「いたぁぁぁぁ!」
シルナ、涙目。
「馬鹿。大声を出すなって!」
俺は、慌ててシルナの口を塞いだ。
折角隠し通路から入ってきたのに、隠れてきた意味がないじゃん。
聞かれたらどうするんだよ。
すると。
「…誰かそこにいるの?」
「ひっ…」
ほら、シルナが大声出すから、案の定見つかった。
…と、思ったけど。
「…その声…。…まさか、学院長?」
「えっ…!?」
その聞き覚えのある声に、俺は大急ぎで地下室を飛び出した。
すると、俺達が入ってきた地下室の、丁度真向かいにもまた、鉄格子に囲われた地下室があって。
そこに、俺達が探していた…令月の姿があった。


