で、相変わらずの強烈な臭気に、鼻を摘みながら北に10分ほど歩いて。
ようやく、下水道の一角に小さな穴蔵を見つけた。
俺はその場に立ち止まって、再度地図を確認した。
…間違いない。
ここが、隠し通路の入り口だ。
「着いた?羽久。ここ?」
「あぁ…ここのようだが…」
腰を屈め、四つん這いになって進まなきゃ入れないくらい、狭い入り口だ。
「狭いな…。俺はともかく、デブのシルナはつっかえるかもな…」
「羽久が私に失礼なこと言ってる!」
うるせぇ。
「とにかく、ここが入り口なら入るしかない。シルナ、腹を引っ込めて。頑張ってついてくるんだぞ」
「え、羽久が先に行くの?」
「当たり前だろ。お前が先に行って、腹がつっかえてでられなくなったら、俺まで進めなくなるだろ」
こんな狭い穴蔵で、巻き添えを食らって俺まで閉じ込められるなんて絶対御免だ。
俺が先に行けば、最悪シルナがつっかえても、シルナを置いて、俺だけでもアジトに潜入出来る。
「羽久、もしかして私を見捨てたりしないよね?ねぇ、見捨てないよねっ?」
「世の中には、優先順位ってものがあってだな…」
「ねぇぇ!羽久!助けて!いざとなったら助けてー!」
喚くな。
もしそうなったら、ちゃんと助けてやるよ。…令月達を助けた後でな。
それが優先順位ってものだ。
「じゃ、俺が先に行くから。シルナは後からついてきてくれ」
「う、うん。絶対置いていかれないようにしよう」
そうか。頑張れよ。
俺は身を屈めて、これから俺達が進むことになる、狭い穴蔵のような入り口を覗き込んだ。
うわぁ…。暗い。そして狭い。
どうやらトンネルみたいに、しばらく狭い横穴を進んでいかなきゃいけないようだ。
しかも、天井が低いから、匍匐前進で。
着てる服、ぐっちょぐちょになりそうだな…。
だが、仲間を助ける為に、服がどうとか言ってられない。
よし、行くぞ。
俺はその場に膝をついて、匍匐前進で穴蔵を進み始めた…。
…の、だが。
事はそう簡単に運ばないということを、思い知らされた。
「…!これ…」
「…?羽久、どうしたの?…もしかしてお腹つっかえた?」
お前と一緒にしてくれるな。
そうじゃない。
「何かある…。鉄板みたいなものが」
「鉄板?」
「あぁ、ちょっと…」
暗くて見えなかったが、こうして腹這いになって潜り込んで初めて、気づいた。
ようやく、下水道の一角に小さな穴蔵を見つけた。
俺はその場に立ち止まって、再度地図を確認した。
…間違いない。
ここが、隠し通路の入り口だ。
「着いた?羽久。ここ?」
「あぁ…ここのようだが…」
腰を屈め、四つん這いになって進まなきゃ入れないくらい、狭い入り口だ。
「狭いな…。俺はともかく、デブのシルナはつっかえるかもな…」
「羽久が私に失礼なこと言ってる!」
うるせぇ。
「とにかく、ここが入り口なら入るしかない。シルナ、腹を引っ込めて。頑張ってついてくるんだぞ」
「え、羽久が先に行くの?」
「当たり前だろ。お前が先に行って、腹がつっかえてでられなくなったら、俺まで進めなくなるだろ」
こんな狭い穴蔵で、巻き添えを食らって俺まで閉じ込められるなんて絶対御免だ。
俺が先に行けば、最悪シルナがつっかえても、シルナを置いて、俺だけでもアジトに潜入出来る。
「羽久、もしかして私を見捨てたりしないよね?ねぇ、見捨てないよねっ?」
「世の中には、優先順位ってものがあってだな…」
「ねぇぇ!羽久!助けて!いざとなったら助けてー!」
喚くな。
もしそうなったら、ちゃんと助けてやるよ。…令月達を助けた後でな。
それが優先順位ってものだ。
「じゃ、俺が先に行くから。シルナは後からついてきてくれ」
「う、うん。絶対置いていかれないようにしよう」
そうか。頑張れよ。
俺は身を屈めて、これから俺達が進むことになる、狭い穴蔵のような入り口を覗き込んだ。
うわぁ…。暗い。そして狭い。
どうやらトンネルみたいに、しばらく狭い横穴を進んでいかなきゃいけないようだ。
しかも、天井が低いから、匍匐前進で。
着てる服、ぐっちょぐちょになりそうだな…。
だが、仲間を助ける為に、服がどうとか言ってられない。
よし、行くぞ。
俺はその場に膝をついて、匍匐前進で穴蔵を進み始めた…。
…の、だが。
事はそう簡単に運ばないということを、思い知らされた。
「…!これ…」
「…?羽久、どうしたの?…もしかしてお腹つっかえた?」
お前と一緒にしてくれるな。
そうじゃない。
「何かある…。鉄板みたいなものが」
「鉄板?」
「あぁ、ちょっと…」
暗くて見えなかったが、こうして腹這いになって潜り込んで初めて、気づいた。


