俺は、かかっている縄梯子を指で摘んで、試しにぎゅっと引っ張ってみた。
…一応、大丈夫だが。
もう一度、今度は先程よりも強く引っ張ってみると。
途端に、脆くなっていた縄がぷちん、と切れた。
…。…これはキツいな。
「この程度でちぎれるのか…。俺はともかく、慢性肥満のシルナの体重は支えきれないかもな…」
「えぇぇ!?羽久が私に失礼なこと言ってる!私そこまで重くないもん!」
毎日のように、ばくばくとチョコを食ってる奴が何だって?
イレースにパンダって呼ばれてる癖に。
「畜生…。折角ここまで来たのに…」
『アメノミコト』のアジトは、すぐそこなのに。
朽ちた縄梯子のせいで登れない、なんて…。
俺がすぐりみたいに、糸魔法が使えたらな…。
この程度簡単に、ひょいひょい登っていけるだろうに。
…しかし、無い物ねだりをしていても仕方なかった。
今の俺達に、時間を無駄にする余裕はないのだ。
無理矢理登って、(シルナが)墜落して、(シルナが)ぎっくり腰にでもなったら、連れて帰るのが大変だからな。
ミイラ取りがミイラ、どころの騒ぎじゃない。
「…仕方ない。シルナ、この近くに、別の隠し通路もあったよな?」
「え?う、うん。待って、今地図を出すから」
シルナはポケットを探って、さっきエニスにもらった地図を取り出した。
地上とは違って、薄暗くてよく見えないけど…。
この地図によると。
「ここから…北に10分くらい行けば、別の隠し通路の入り口があるはずだ」
「そうだね。…そっちから行くしかないかな」
「あぁ…」
折角ここまで来たのに、歯がゆい思いだが。
助けに来た俺達が、逆に助けられる羽目になったら笑えない。
最善策を取る為に、俺達は縄梯子を断念し、別の隠し通路を探しに、北に向かうことにした。
畜生。待ってろよ『アメノミコト』。
…一応、大丈夫だが。
もう一度、今度は先程よりも強く引っ張ってみると。
途端に、脆くなっていた縄がぷちん、と切れた。
…。…これはキツいな。
「この程度でちぎれるのか…。俺はともかく、慢性肥満のシルナの体重は支えきれないかもな…」
「えぇぇ!?羽久が私に失礼なこと言ってる!私そこまで重くないもん!」
毎日のように、ばくばくとチョコを食ってる奴が何だって?
イレースにパンダって呼ばれてる癖に。
「畜生…。折角ここまで来たのに…」
『アメノミコト』のアジトは、すぐそこなのに。
朽ちた縄梯子のせいで登れない、なんて…。
俺がすぐりみたいに、糸魔法が使えたらな…。
この程度簡単に、ひょいひょい登っていけるだろうに。
…しかし、無い物ねだりをしていても仕方なかった。
今の俺達に、時間を無駄にする余裕はないのだ。
無理矢理登って、(シルナが)墜落して、(シルナが)ぎっくり腰にでもなったら、連れて帰るのが大変だからな。
ミイラ取りがミイラ、どころの騒ぎじゃない。
「…仕方ない。シルナ、この近くに、別の隠し通路もあったよな?」
「え?う、うん。待って、今地図を出すから」
シルナはポケットを探って、さっきエニスにもらった地図を取り出した。
地上とは違って、薄暗くてよく見えないけど…。
この地図によると。
「ここから…北に10分くらい行けば、別の隠し通路の入り口があるはずだ」
「そうだね。…そっちから行くしかないかな」
「あぁ…」
折角ここまで来たのに、歯がゆい思いだが。
助けに来た俺達が、逆に助けられる羽目になったら笑えない。
最善策を取る為に、俺達は縄梯子を断念し、別の隠し通路を探しに、北に向かうことにした。
畜生。待ってろよ『アメノミコト』。


