なんか色々と奇跡が起きて、無事に地下まで辿り着いてしまった。
こんなにトントン拍子に進んでしまって、大丈夫なんだろうか。
ベリクリーデの運が強過ぎるのか、それとも『アメノミコト』の警備状況がザル過ぎるのか。
…考えるのはよそう。
折角掴んだ絶好の機会なのだ。
俺だって別に、ドンパチしたかった訳じゃないし。
今のうちに、早いところ仲間を救出しよう。
こうなったら、最後までベリクリーデの勘に頼ろう。
「ベリクリーデ…。令月とすぐりは、何処にいると思う?」
「?」
「このフロアにいると思うか?」
「うーん…。ジュリスはどう思う?」
え、俺?
いや、俺に聞かれても…俺はベリクリーデほど勘が良くないから。
「いる…と思いたいけど、いないとも考えられるな…」
出てきたのは、こんな曖昧な答えだった。
アジトの地図を見たところ、地下にはいくつもの監禁部屋があるようだった。
このフロアだけじゃない。
その中の何処かに閉じ込められているとして、無数にある監禁部屋のうちから、ピンポイントで探している人物を探し当てるのは至難の業である。
ましてや、勘に頼るなんて無謀の極み。
「…やっぱり、虱潰しに探そう。それが一番確実なはずだ」
幸い、ベリクリーデのお陰で、ほぼ最短ルートでここまで来られたからな。
ここから時間をかけて、令月達をさがっ、
「うーん…。ジュリス、さっきのペン、もう一回貸して」
「は?あ…あぁ」
そうだな。ペン、あった方が良いかも。
こんなにたくさん部屋があるんだ。探した部屋には印をつけて、後で迷わないように…。
…と、いう用途の為に、ベリクリーデがペンを使うはずもなく。
先程と同じように、床に垂直にペンを立て。
そのペンが、ころんと転がった先を見つめ…。
「…よし!あっちだ。行ってみよう」
「ちょっと待て。何だ、その適当な決め方は」
「もしもーし。助けに来たよー。いるー?」
「おまっ…!そんな大声出して…!」
他にも人がいたらどうするんだ、と慌ててベリクリーデを追いかけると。
「…君達、こんなところで何やってんの?」
「は?」
なんか、どっかで聞き覚えのある声がしたな、と思ったら。
鉄格子の向こうに、花曇すぐりが座っているではないか。
あまりに突然の邂逅に、俺はしばし呆気にとられてしまった。
俺達、まだ、このアジトに侵入して15分足らずなのに。
もう、目的の一人を見つけてしまった。
…ベリクリーデの勘、凄くね?
こんなにトントン拍子に進んでしまって、大丈夫なんだろうか。
ベリクリーデの運が強過ぎるのか、それとも『アメノミコト』の警備状況がザル過ぎるのか。
…考えるのはよそう。
折角掴んだ絶好の機会なのだ。
俺だって別に、ドンパチしたかった訳じゃないし。
今のうちに、早いところ仲間を救出しよう。
こうなったら、最後までベリクリーデの勘に頼ろう。
「ベリクリーデ…。令月とすぐりは、何処にいると思う?」
「?」
「このフロアにいると思うか?」
「うーん…。ジュリスはどう思う?」
え、俺?
いや、俺に聞かれても…俺はベリクリーデほど勘が良くないから。
「いる…と思いたいけど、いないとも考えられるな…」
出てきたのは、こんな曖昧な答えだった。
アジトの地図を見たところ、地下にはいくつもの監禁部屋があるようだった。
このフロアだけじゃない。
その中の何処かに閉じ込められているとして、無数にある監禁部屋のうちから、ピンポイントで探している人物を探し当てるのは至難の業である。
ましてや、勘に頼るなんて無謀の極み。
「…やっぱり、虱潰しに探そう。それが一番確実なはずだ」
幸い、ベリクリーデのお陰で、ほぼ最短ルートでここまで来られたからな。
ここから時間をかけて、令月達をさがっ、
「うーん…。ジュリス、さっきのペン、もう一回貸して」
「は?あ…あぁ」
そうだな。ペン、あった方が良いかも。
こんなにたくさん部屋があるんだ。探した部屋には印をつけて、後で迷わないように…。
…と、いう用途の為に、ベリクリーデがペンを使うはずもなく。
先程と同じように、床に垂直にペンを立て。
そのペンが、ころんと転がった先を見つめ…。
「…よし!あっちだ。行ってみよう」
「ちょっと待て。何だ、その適当な決め方は」
「もしもーし。助けに来たよー。いるー?」
「おまっ…!そんな大声出して…!」
他にも人がいたらどうするんだ、と慌ててベリクリーデを追いかけると。
「…君達、こんなところで何やってんの?」
「は?」
なんか、どっかで聞き覚えのある声がしたな、と思ったら。
鉄格子の向こうに、花曇すぐりが座っているではないか。
あまりに突然の邂逅に、俺はしばし呆気にとられてしまった。
俺達、まだ、このアジトに侵入して15分足らずなのに。
もう、目的の一人を見つけてしまった。
…ベリクリーデの勘、凄くね?


