で、アジトに侵入したのは良いが。
「ふぅ…。…それで、何処に行けば良いんだ…?」
「ほぇ?」
まさか真正面から侵入することになる、とは思っていなかったから。
これから何処に行けば良いのか…。
「令月とすぐりと、それからナジュを探さなきゃいけないだろ」
「そうだったんだー」
お前、知らずにここまで来たのかよ。
「あのなぁ…お前、もうちょっと緊張感ってものを、はっ!」
「ふぇ?」
向こうから人の歩いてくる気配がして、俺は慌ててベリクリーデの口を塞ぎ。
そして、物陰に潜んでやり過ごした。
…あぶねぇ。
バレないように身を潜めていると、運良く、気づかれずに通り過ぎてくれた。
「…はぁ…。危なかった…」
「ドキドキしたねー」
呑気かよ。
「良いか、ベリクリーデ。ここは『アメノミコト』の…敵の本拠地なんだぞ」
「うん」
「もっと慎重に行動するんだ。俺達の働き次第で、令月達の救出が、」
「うーん、何処にいるのかなー」
「あ、おい。こらっ!」
ベリクリーデは、堂々と廊下の真ん中に立ち、きょろきょろと周囲を見渡していた。
おまっ…そんな堂々と。
「話を聞けって。もう少し慎重にって…」
「ねぇジュリス、鉛筆持ってる?」
は?鉛筆?
「…持ってないけど。なんで?」
「持ってないのかー…」
「…ボールペンならあるぞ?」
と、俺はゴソゴソと上着の内ポケットを探り、ボールペンを出した。
一応、書くモノは常に持ち歩くようにしている。ボールペンだけだが。
「あ、じゃあそれで良いや。ジュリス、そのペン貸して」
「え?う、うん…良いけど」
何か書くのか?印をつけるとか?
かと思ったが、ベリクリーデは。
その場にしゃがみ込んで、俺のボールペンを廊下の床に垂直に立て。
ころん、と転がした。
で、そのボールペンが転がった先を指差した。
「よし、あっちに行こう!」
「ばっ…!棒倒しで行き先を決めるなよ!」
そんな適当な決め方があるか?なぁ。
折角地図を手に入れたっていうのに、全然活用してないじゃん。
「ほら、ジュリス。早く行こー」
「だからベリクリーデ!もう少し慎重にって言って、」
「多分あっちな気がする」
「あぁ、もう…!」
てってけてってけ、と歩いていってしまうベリクリーデ。
俺は、必死にその後をついていった。
もうどうにでもなれ。
「ふぅ…。…それで、何処に行けば良いんだ…?」
「ほぇ?」
まさか真正面から侵入することになる、とは思っていなかったから。
これから何処に行けば良いのか…。
「令月とすぐりと、それからナジュを探さなきゃいけないだろ」
「そうだったんだー」
お前、知らずにここまで来たのかよ。
「あのなぁ…お前、もうちょっと緊張感ってものを、はっ!」
「ふぇ?」
向こうから人の歩いてくる気配がして、俺は慌ててベリクリーデの口を塞ぎ。
そして、物陰に潜んでやり過ごした。
…あぶねぇ。
バレないように身を潜めていると、運良く、気づかれずに通り過ぎてくれた。
「…はぁ…。危なかった…」
「ドキドキしたねー」
呑気かよ。
「良いか、ベリクリーデ。ここは『アメノミコト』の…敵の本拠地なんだぞ」
「うん」
「もっと慎重に行動するんだ。俺達の働き次第で、令月達の救出が、」
「うーん、何処にいるのかなー」
「あ、おい。こらっ!」
ベリクリーデは、堂々と廊下の真ん中に立ち、きょろきょろと周囲を見渡していた。
おまっ…そんな堂々と。
「話を聞けって。もう少し慎重にって…」
「ねぇジュリス、鉛筆持ってる?」
は?鉛筆?
「…持ってないけど。なんで?」
「持ってないのかー…」
「…ボールペンならあるぞ?」
と、俺はゴソゴソと上着の内ポケットを探り、ボールペンを出した。
一応、書くモノは常に持ち歩くようにしている。ボールペンだけだが。
「あ、じゃあそれで良いや。ジュリス、そのペン貸して」
「え?う、うん…良いけど」
何か書くのか?印をつけるとか?
かと思ったが、ベリクリーデは。
その場にしゃがみ込んで、俺のボールペンを廊下の床に垂直に立て。
ころん、と転がした。
で、そのボールペンが転がった先を指差した。
「よし、あっちに行こう!」
「ばっ…!棒倒しで行き先を決めるなよ!」
そんな適当な決め方があるか?なぁ。
折角地図を手に入れたっていうのに、全然活用してないじゃん。
「ほら、ジュリス。早く行こー」
「だからベリクリーデ!もう少し慎重にって言って、」
「多分あっちな気がする」
「あぁ、もう…!」
てってけてってけ、と歩いていってしまうベリクリーデ。
俺は、必死にその後をついていった。
もうどうにでもなれ。


