「お互い望もうと望むまいと、いずれ私達『八岐の大蛇』とあなた方が、再び相見えることがあるかもしれない」
「…それは…」
「その時あなた方と敵対しない為に、今のうちに恩を売っておきたいのです」
そういうことだったか。
…まぁ、筋は通ってるな。一応。
嘘をついているという訳でもないようだし。
「あんた、意外に頭良いんだな」
我ながら、かなり失礼な言い草だが…これでも褒めてるんだぞ。
『アメノミコト』の鬼頭夜陰とは大違いだ。
あいつは、自分達の主義主張以外は絶対認めない、ってスタンスを貫いてたもんな。
「私の考えではありません。私達の…『八岐の大蛇』のリーダーのお考えなのです」
「リーダー?」
「はい。あなた方を手助けするように、この地図を渡すように命じられたのも、すべてリーダーの意思なのです」
へぇ。
そのリーダーって人は、随分と物分かりが良いんだな。
その人とは仲良くなれそうだ。…多分。
ますます、鬼頭夜陰とは大違いだ。
「…是非一度会ってみたいもんだが」
「えぇ。リーダーもあなた方に会いたがっていました」
そうかい。
「悪いが、今はそんなことをしている余裕はないんだ」
その前に、仲間を助け出さなきゃいけないからな。
「リーダーって人に、よろしく伝えておいてくれ」
「はい、分かっています。…どうかご武運を。それから…『八岐の大蛇』に出来ることがあれば、何でもおっしゃってください」
「…そりゃどうも」
ご親切に。
『八岐の大蛇』としては、俺達に恩を売り、シルナに…ルーデュニア聖王国に、パイプを作りたかった。ってところか。
いずれにしても、助けられたのは事実だ。
地図を俺達に託すと、エニスは静かに立ち去った。
…再び『八岐の大蛇』と見(まみ)える時、果たして敵か、味方か。
出来れば、もっと平和な場所で、平和な状況で再会することを願うばかりである。
「…それは…」
「その時あなた方と敵対しない為に、今のうちに恩を売っておきたいのです」
そういうことだったか。
…まぁ、筋は通ってるな。一応。
嘘をついているという訳でもないようだし。
「あんた、意外に頭良いんだな」
我ながら、かなり失礼な言い草だが…これでも褒めてるんだぞ。
『アメノミコト』の鬼頭夜陰とは大違いだ。
あいつは、自分達の主義主張以外は絶対認めない、ってスタンスを貫いてたもんな。
「私の考えではありません。私達の…『八岐の大蛇』のリーダーのお考えなのです」
「リーダー?」
「はい。あなた方を手助けするように、この地図を渡すように命じられたのも、すべてリーダーの意思なのです」
へぇ。
そのリーダーって人は、随分と物分かりが良いんだな。
その人とは仲良くなれそうだ。…多分。
ますます、鬼頭夜陰とは大違いだ。
「…是非一度会ってみたいもんだが」
「えぇ。リーダーもあなた方に会いたがっていました」
そうかい。
「悪いが、今はそんなことをしている余裕はないんだ」
その前に、仲間を助け出さなきゃいけないからな。
「リーダーって人に、よろしく伝えておいてくれ」
「はい、分かっています。…どうかご武運を。それから…『八岐の大蛇』に出来ることがあれば、何でもおっしゃってください」
「…そりゃどうも」
ご親切に。
『八岐の大蛇』としては、俺達に恩を売り、シルナに…ルーデュニア聖王国に、パイプを作りたかった。ってところか。
いずれにしても、助けられたのは事実だ。
地図を俺達に託すと、エニスは静かに立ち去った。
…再び『八岐の大蛇』と見(まみ)える時、果たして敵か、味方か。
出来れば、もっと平和な場所で、平和な状況で再会することを願うばかりである。


