個人的には、『八岐の大蛇』には是非とも頑張って欲しいところだ。
どんどん『八岐の大蛇』が大きくなって、その勢いで『アメノミコト』なんてぶっ潰してくれ。
心の中では、死ぬほど応援してる。
でも、悪いがそれ以上の干渉は控えさせてくれ。
「支持はしてるが、協力は出来ない。俺達は『アメノミコト』を壊したいんじゃない。ただ、仲間を返して欲しいだけなんだ」
出来ることなら、令月達の元同僚を助けてあげたいけど。
そこまで背負う余裕は、今の俺達にはない。
「…そう、ですか」
「…すまない…」
協力してあげたいのは…山々なんだけどな。
何度も言うが、俺個人の気持ちとしては、物凄く応援してる。
「…いえ、分かりました。そういうことなら、仕方ありませんね」
…あれっ。
やけにあっさり引き下がってくれた。
…はっ。
俺は、唐突に嫌なことを思い出した。
キルディリア魔王国でも、俺とシルナは同じように勧誘を受けた。
それを断ったが最後、俺達はキルディリア魔王国のファニレス王宮に監禁されてしまった。
まさかあの時みたいに、協力を断ったが最後、今度は『八岐の大蛇』に捕まっ、
「あなた方が断るであろうことは、予想していました。これは私達の国の問題ですから」
「…えっと…あの…。…なんか、ごめんな?」
「謝らなくても良いのです。ただ、私達『八岐の大蛇』の理念に賛同していただけただけで」
…。
思わず、視線だけで周囲を見渡したが。
協力を断ったからというだけで、捕まえられる、襲われる様子はなさそう。
「あなた方はあくまで、『アメノミコト』に挑むつもりですか」
「あ…あぁ。もちろんだ」
仲間を返してもらわなきゃいけないからな。
「…そうですか。それでは、これをお持ちください」
「…?これは?」
エニスに、何やら封筒のようなものを渡された。
なんか…紙きれが入っているようだが。
「あなた方が挑もうとしていた、『アメノミコト』本部の地図です」
「…!」
「私や、元『アメノミコト』の暗殺者から得た情報をもとに作成したものです。あなた方の仲間を助けるのに、きっと役に立つと思います」
…マジか。
突然、宝の地図をプレゼントされた気分だ。
「なんで…君が、ここまでしてくれるの?」
驚いたシルナが、思わずそう尋ねた。
「私達『八岐の大蛇』が、あなた方の味方であることを証明する為です」
「…味方…」
「はい。例え直接協力してもらえなかったとしても、私達は敵ではない。それを分かって欲しいんです」
…それを証明する為に、わざわざこの地図を持ってきたのか?
「これ…本物、なんだよな?」
「もちろんです。…とはいえ、その地図は私が『アメノミコト』にいた頃のものなので、今現在は、少し変わっているかもしれませんが…」
「あ、いや…それでも充分だよ」
この地図を見れば、捕らわれているであろう令月達が何処にいるのか、検討がつくかもしれない。
地図があるのとないのとじゃ、まるで違う。
まさか…こんな思わぬ宝物をもらえるとは思ってなかった。
しかも…何の代償もなく。タダで。
「えっと…。…あり、がとう?」
とりあえず、そう言っておけば良いのか?
ありがとう、なんて言葉じゃ言い尽くせないほど、貴重なものをもらってるけどな。
「気にしないでください。…それに、これは私達にとって得なことでもあるんです」
「それ…どういう意味だ?」
「あなた方に恩を売る絶好の機会である、ということです」
エニスは、真剣な顔でそう言った。
どんどん『八岐の大蛇』が大きくなって、その勢いで『アメノミコト』なんてぶっ潰してくれ。
心の中では、死ぬほど応援してる。
でも、悪いがそれ以上の干渉は控えさせてくれ。
「支持はしてるが、協力は出来ない。俺達は『アメノミコト』を壊したいんじゃない。ただ、仲間を返して欲しいだけなんだ」
出来ることなら、令月達の元同僚を助けてあげたいけど。
そこまで背負う余裕は、今の俺達にはない。
「…そう、ですか」
「…すまない…」
協力してあげたいのは…山々なんだけどな。
何度も言うが、俺個人の気持ちとしては、物凄く応援してる。
「…いえ、分かりました。そういうことなら、仕方ありませんね」
…あれっ。
やけにあっさり引き下がってくれた。
…はっ。
俺は、唐突に嫌なことを思い出した。
キルディリア魔王国でも、俺とシルナは同じように勧誘を受けた。
それを断ったが最後、俺達はキルディリア魔王国のファニレス王宮に監禁されてしまった。
まさかあの時みたいに、協力を断ったが最後、今度は『八岐の大蛇』に捕まっ、
「あなた方が断るであろうことは、予想していました。これは私達の国の問題ですから」
「…えっと…あの…。…なんか、ごめんな?」
「謝らなくても良いのです。ただ、私達『八岐の大蛇』の理念に賛同していただけただけで」
…。
思わず、視線だけで周囲を見渡したが。
協力を断ったからというだけで、捕まえられる、襲われる様子はなさそう。
「あなた方はあくまで、『アメノミコト』に挑むつもりですか」
「あ…あぁ。もちろんだ」
仲間を返してもらわなきゃいけないからな。
「…そうですか。それでは、これをお持ちください」
「…?これは?」
エニスに、何やら封筒のようなものを渡された。
なんか…紙きれが入っているようだが。
「あなた方が挑もうとしていた、『アメノミコト』本部の地図です」
「…!」
「私や、元『アメノミコト』の暗殺者から得た情報をもとに作成したものです。あなた方の仲間を助けるのに、きっと役に立つと思います」
…マジか。
突然、宝の地図をプレゼントされた気分だ。
「なんで…君が、ここまでしてくれるの?」
驚いたシルナが、思わずそう尋ねた。
「私達『八岐の大蛇』が、あなた方の味方であることを証明する為です」
「…味方…」
「はい。例え直接協力してもらえなかったとしても、私達は敵ではない。それを分かって欲しいんです」
…それを証明する為に、わざわざこの地図を持ってきたのか?
「これ…本物、なんだよな?」
「もちろんです。…とはいえ、その地図は私が『アメノミコト』にいた頃のものなので、今現在は、少し変わっているかもしれませんが…」
「あ、いや…それでも充分だよ」
この地図を見れば、捕らわれているであろう令月達が何処にいるのか、検討がつくかもしれない。
地図があるのとないのとじゃ、まるで違う。
まさか…こんな思わぬ宝物をもらえるとは思ってなかった。
しかも…何の代償もなく。タダで。
「えっと…。…あり、がとう?」
とりあえず、そう言っておけば良いのか?
ありがとう、なんて言葉じゃ言い尽くせないほど、貴重なものをもらってるけどな。
「気にしないでください。…それに、これは私達にとって得なことでもあるんです」
「それ…どういう意味だ?」
「あなた方に恩を売る絶好の機会である、ということです」
エニスは、真剣な顔でそう言った。


