こうして、俺とシルナ、イレース、天音、マシュリ。
そして、ベリクリーデとジュリスの合計7人は。
ジャマ王国に潜入する為に、イーニシュフェルト魔導学院を出立した。
ジャマ王国に向かう為には…。
俺は紙の地図を見下ろした。
「…やっぱり、陸路が安定択だよな。令月とすぐりがそうしたように、山を越えて…」
「空を飛んでいこう」
…は?
マシュリが、突然突拍子もないことを言い出した。
「そ、空を…?なんで?」
「だって、歩いていくとなると時間がかかるでしょ」
そ、それはそうだけど。
でも…これが一番安全なルートなのでは?
当然ながら、俺達は密入国をするつもりである。
馬鹿正直に国境検問所なんか通ったら、あっという間に、俺達がジャマ王国に入ってきたことがバレてしまう。
だからこそ、国境沿いの山道をこっそりと越えて、こっそりとジャマ王国に入ろうと思っていた。
令月とすぐりがそうしたように。
しかし、マシュリは違う意見を持っているようで。
それに、ジュリスも。
「そうだな…。むしろ、山越えルートは危険かもな」
「え…」
「だって、あそこは王道の密入国ルートだろ。『アメノミコト』御用達の」
「…」
…確かに。と思ってしまった。
「『アメノミコト』に見つからずに入国する必要があるのに、奴らのお膝元に自分から入っていってどうするんだよ」
「うっ…」
その通りである。
自分から「見つけてくれ」って言ってるようなもんだ。
だけど…でも、他に方法なんて…と思ったが。
そうか。だから、空から、ってこと?
「でも…空を飛んでいくって…どうやって?」
「こうやって」
マシュリは、自らの魔力を封じ込めている賢者の石の指輪を、スポッ、と外した。
続けてマシュリは、ぱん、と手を打って一回転。
マシュリの本当の姿…神竜バハムートの姿に『変化』した。
相変わらず、なんて神々しい。
「ほぇー」
初めて間近で見たベリクリーデが、目をキラキラさせていた。
全然怖がらないんだな、ベリクリーデは。
「背中に乗って。僕がみんなを乗せて、ジャマ王国まで飛んでいく」
との、頼もしいお言葉。
マシュリタクシー、爆誕の瞬間である。
そして、ベリクリーデとジュリスの合計7人は。
ジャマ王国に潜入する為に、イーニシュフェルト魔導学院を出立した。
ジャマ王国に向かう為には…。
俺は紙の地図を見下ろした。
「…やっぱり、陸路が安定択だよな。令月とすぐりがそうしたように、山を越えて…」
「空を飛んでいこう」
…は?
マシュリが、突然突拍子もないことを言い出した。
「そ、空を…?なんで?」
「だって、歩いていくとなると時間がかかるでしょ」
そ、それはそうだけど。
でも…これが一番安全なルートなのでは?
当然ながら、俺達は密入国をするつもりである。
馬鹿正直に国境検問所なんか通ったら、あっという間に、俺達がジャマ王国に入ってきたことがバレてしまう。
だからこそ、国境沿いの山道をこっそりと越えて、こっそりとジャマ王国に入ろうと思っていた。
令月とすぐりがそうしたように。
しかし、マシュリは違う意見を持っているようで。
それに、ジュリスも。
「そうだな…。むしろ、山越えルートは危険かもな」
「え…」
「だって、あそこは王道の密入国ルートだろ。『アメノミコト』御用達の」
「…」
…確かに。と思ってしまった。
「『アメノミコト』に見つからずに入国する必要があるのに、奴らのお膝元に自分から入っていってどうするんだよ」
「うっ…」
その通りである。
自分から「見つけてくれ」って言ってるようなもんだ。
だけど…でも、他に方法なんて…と思ったが。
そうか。だから、空から、ってこと?
「でも…空を飛んでいくって…どうやって?」
「こうやって」
マシュリは、自らの魔力を封じ込めている賢者の石の指輪を、スポッ、と外した。
続けてマシュリは、ぱん、と手を打って一回転。
マシュリの本当の姿…神竜バハムートの姿に『変化』した。
相変わらず、なんて神々しい。
「ほぇー」
初めて間近で見たベリクリーデが、目をキラキラさせていた。
全然怖がらないんだな、ベリクリーデは。
「背中に乗って。僕がみんなを乗せて、ジャマ王国まで飛んでいく」
との、頼もしいお言葉。
マシュリタクシー、爆誕の瞬間である。


