しかし、5人だけでは戦力に不安が残るのも事実。
すると。
「無闇。あんたの代わりに、俺が行くよ」
ジュリスが、自らそう名乗り出た。
そして、それを聞いた瞬間。
端っこに座って、退屈そうにぶらぶらと足を振っていたベリクリーデが、弾かれたように立ち上がり。
「私も行く」
と、言い出した。
「ベリクリーデ?」
「ジュリスと一緒のところに行く」
「…ベリクリーデ。お前、さっきの話聞いてたか?」
ジュリスが呆れたような口調で、ベリクリーデに尋ねた。
「ちゃんと聞いてたよ」
「本当か?じゃあ、俺達が何処に行こうとしてるのか言ってみろ」
「…。…おつきさま?」
「…なワケないだろ…」
お月様の旅行だったら、楽しかっただろうになぁ。
そんな楽しいところじゃないんだよ。残念ながら。
「ジャマ王国だ。ジャマ王国の『アメノミコト』の本部」
「おぉー。知ってる知ってる。あの…。…温泉が有名なところだよね」
「全然分かってないじゃないか」
温泉…あるのかねぇ?
多分ない。
「何処でも良いよ。ジュリスが行くなら私も行く」
「いや…お前には多分向いてない任務だから。ここで大人しく…」
「お菓子持っていこーっと」
「おい。遠足じゃないんだぞ」
止めるまでもなく、行く気満々のベリクリーデである。
…これは、止めても無駄そうだな。
「ここで待っててな」と言い聞かせても、ひよこみたいに、ジュリスの後をちょこちょこついてきそう。
「ジュリス…」
「…悪い。こいつも連れてって良いか?変なことはしないように、俺が見張っておくから」
「分かってる。大丈夫だよ」
それに、ベリクリーデもいざとなれば、めちゃくちゃ強いからな。
自分の身は自分で守れるだろう。…多分。
「…まぁ、いざとなったらベリーシュもいるし、それに、どうせ『あいつ』も見てるだろうし…戦力には事欠かないだろ」
ジュリスが何やら、ぼそぼそと呟いていた。
「…ジュリス?」
「あ、いや…何でもない。こっちの話だ」
あ…そう。
とにかく、ジュリスとベリクリーデも一緒に来てくれる、ってことで良いんだな?
毎回頼りっぱなしで申し訳ない。
「それじゃ…ジュリスとベリクリーデも加えて、計7人で行く、ってことだな」
「まぁ、そのくらいの人数が妥当でしょうね」
『アメノミコト』の暗殺者と戦うことになるかもしれないと思うと、正直、これでもまだ戦力不足感が否めない。
かと言って、これ以上人数を増やすと目立ってしまう。
俺達は戦うことが目的なんじゃない。
あくまで、令月とすぐりとナジュ、この三人を助け出したいだけなのだ。
こっそり潜入して、こっそり連れて帰れるのなら、それが一番。
戦うのは…出来れば、最終手段にしたい。
…そうさせてくれる相手だったら良いんだけどな。
こればかりは、行ってみないことには何とも言えなかった。
すると。
「無闇。あんたの代わりに、俺が行くよ」
ジュリスが、自らそう名乗り出た。
そして、それを聞いた瞬間。
端っこに座って、退屈そうにぶらぶらと足を振っていたベリクリーデが、弾かれたように立ち上がり。
「私も行く」
と、言い出した。
「ベリクリーデ?」
「ジュリスと一緒のところに行く」
「…ベリクリーデ。お前、さっきの話聞いてたか?」
ジュリスが呆れたような口調で、ベリクリーデに尋ねた。
「ちゃんと聞いてたよ」
「本当か?じゃあ、俺達が何処に行こうとしてるのか言ってみろ」
「…。…おつきさま?」
「…なワケないだろ…」
お月様の旅行だったら、楽しかっただろうになぁ。
そんな楽しいところじゃないんだよ。残念ながら。
「ジャマ王国だ。ジャマ王国の『アメノミコト』の本部」
「おぉー。知ってる知ってる。あの…。…温泉が有名なところだよね」
「全然分かってないじゃないか」
温泉…あるのかねぇ?
多分ない。
「何処でも良いよ。ジュリスが行くなら私も行く」
「いや…お前には多分向いてない任務だから。ここで大人しく…」
「お菓子持っていこーっと」
「おい。遠足じゃないんだぞ」
止めるまでもなく、行く気満々のベリクリーデである。
…これは、止めても無駄そうだな。
「ここで待っててな」と言い聞かせても、ひよこみたいに、ジュリスの後をちょこちょこついてきそう。
「ジュリス…」
「…悪い。こいつも連れてって良いか?変なことはしないように、俺が見張っておくから」
「分かってる。大丈夫だよ」
それに、ベリクリーデもいざとなれば、めちゃくちゃ強いからな。
自分の身は自分で守れるだろう。…多分。
「…まぁ、いざとなったらベリーシュもいるし、それに、どうせ『あいつ』も見てるだろうし…戦力には事欠かないだろ」
ジュリスが何やら、ぼそぼそと呟いていた。
「…ジュリス?」
「あ、いや…何でもない。こっちの話だ」
あ…そう。
とにかく、ジュリスとベリクリーデも一緒に来てくれる、ってことで良いんだな?
毎回頼りっぱなしで申し訳ない。
「それじゃ…ジュリスとベリクリーデも加えて、計7人で行く、ってことだな」
「まぁ、そのくらいの人数が妥当でしょうね」
『アメノミコト』の暗殺者と戦うことになるかもしれないと思うと、正直、これでもまだ戦力不足感が否めない。
かと言って、これ以上人数を増やすと目立ってしまう。
俺達は戦うことが目的なんじゃない。
あくまで、令月とすぐりとナジュ、この三人を助け出したいだけなのだ。
こっそり潜入して、こっそり連れて帰れるのなら、それが一番。
戦うのは…出来れば、最終手段にしたい。
…そうさせてくれる相手だったら良いんだけどな。
こればかりは、行ってみないことには何とも言えなかった。


