いなくなった三人共、居場所が分かったのは良かったけど。
助けに行くのは、そう簡単なことではない。
何か方法を考えないと…。
と、思っていると。
「僕は行くよ」
「天音?」
黙って、じっと睨みつけるように地図を見ていた天音が。
「ナジュ君を助けに行く。誰に止められても、絶対に行くから」
珍しく強い口調で、天音は断固としてそう主張した。
…天音…。
目の前で親友を連れて行かれてしまった…そのことをずっと後悔している、天音の決意は固かった。
それから。
「僕も行くよ」
次に、マシュリがそう言った。
「彼らは僕を生き返らせる為に、危険な冥界にまで来てくれた。そのことを思えば、ジャマ王国なんて怖くない」
…まったくだな。
「冥界に比べればマシ」と思えば、何もかも解決出来そうな気がする。
「今度は、僕が彼らの命を救う」
マシュリの決意もまた、固かった。
…下手に止めたら、天音とマシュリ二人だけで、勝手に飛び出してしまいそうなほど。
そして。
「聖魔騎士団はこれまで、学院長先生のみならず…令月さんとすぐりさんにも、何度も助けていただきました」
今度は、シュニィが言った。
「今度は、私達の番です」
「…シュニィ…」
…ありがとう。
聖魔騎士団のみんなが手伝ってくれれば、百人力だ。
それに…。
「行き先が何処だろうと、関係ありません」
「…イレース」
「学院を無断で抜け出す不届きな生徒は、さっさと殴って、さっさと連れ戻し、みっちりと補習授業を受けさせる。それだけです」
「…うん。それは分かるんだけど、殴るのはやめてやってくれ。な?」
「ふん」
憮然と鼻を鳴らすイレース。
別にあいつら、抜け出したくて抜け出してる訳じゃなくて。
脅されたから仕方なく…なんだけど。
イレースにしてみれば、そんなものは授業をサボる理由にはならない。
あぁ…早く連れ戻さないと。
帰ってきた後の補習授業が…どんどん過酷なものになっていく。
「そんなことより、あなた達はどうするんです」
と、イレースが俺と…そして、シルナに聞いてきた。
「まぁ、聞くまでもないと思いますが」
「…あぁ、もちろんだ」
聞くまでもないよ。俺にも、シルナにも。
俺は、シルナの方を向いた。
シルナもまた俺の顔を見つめていた。
その表情は、柔らかく微笑んでいた。
…そうだよな。お前は。
行き先が冥界だろうが、キルディリア魔王国だろうが、ジャマ王国だろうが関係ない。
仲間を助けに行く。大切な仲間を。
危険を冒す理由なんて、それだけで良い。
「行こう。令月君達を助けに」
「…あぁ」
お前なら、そう言ってくれると思ってたよ。
助けに行くのは、そう簡単なことではない。
何か方法を考えないと…。
と、思っていると。
「僕は行くよ」
「天音?」
黙って、じっと睨みつけるように地図を見ていた天音が。
「ナジュ君を助けに行く。誰に止められても、絶対に行くから」
珍しく強い口調で、天音は断固としてそう主張した。
…天音…。
目の前で親友を連れて行かれてしまった…そのことをずっと後悔している、天音の決意は固かった。
それから。
「僕も行くよ」
次に、マシュリがそう言った。
「彼らは僕を生き返らせる為に、危険な冥界にまで来てくれた。そのことを思えば、ジャマ王国なんて怖くない」
…まったくだな。
「冥界に比べればマシ」と思えば、何もかも解決出来そうな気がする。
「今度は、僕が彼らの命を救う」
マシュリの決意もまた、固かった。
…下手に止めたら、天音とマシュリ二人だけで、勝手に飛び出してしまいそうなほど。
そして。
「聖魔騎士団はこれまで、学院長先生のみならず…令月さんとすぐりさんにも、何度も助けていただきました」
今度は、シュニィが言った。
「今度は、私達の番です」
「…シュニィ…」
…ありがとう。
聖魔騎士団のみんなが手伝ってくれれば、百人力だ。
それに…。
「行き先が何処だろうと、関係ありません」
「…イレース」
「学院を無断で抜け出す不届きな生徒は、さっさと殴って、さっさと連れ戻し、みっちりと補習授業を受けさせる。それだけです」
「…うん。それは分かるんだけど、殴るのはやめてやってくれ。な?」
「ふん」
憮然と鼻を鳴らすイレース。
別にあいつら、抜け出したくて抜け出してる訳じゃなくて。
脅されたから仕方なく…なんだけど。
イレースにしてみれば、そんなものは授業をサボる理由にはならない。
あぁ…早く連れ戻さないと。
帰ってきた後の補習授業が…どんどん過酷なものになっていく。
「そんなことより、あなた達はどうするんです」
と、イレースが俺と…そして、シルナに聞いてきた。
「まぁ、聞くまでもないと思いますが」
「…あぁ、もちろんだ」
聞くまでもないよ。俺にも、シルナにも。
俺は、シルナの方を向いた。
シルナもまた俺の顔を見つめていた。
その表情は、柔らかく微笑んでいた。
…そうだよな。お前は。
行き先が冥界だろうが、キルディリア魔王国だろうが、ジャマ王国だろうが関係ない。
仲間を助けに行く。大切な仲間を。
危険を冒す理由なんて、それだけで良い。
「行こう。令月君達を助けに」
「…あぁ」
お前なら、そう言ってくれると思ってたよ。


