――――――…お間抜けな『八千代』と違って。
俺はこの時点で既に、俺のみならず、『八千代』までもが『アメノミコト』に戻ってきていることに気づいていた。
そして、俺と同じように…『八千代』が任務に失敗したということも。
俺だって失敗しているんだからさー。偉そうには言えないけど。
でも、『八千代』まで何やってんのさ。
君は『アメノミコト』にいた頃から、任務に失敗したことなんてなかったじゃないか。
それなのに…ターゲットを殺せなかった、なんて。
暗殺者失格だよ。
…まー、それは俺もなんだけど。
今まで失敗しちゃ駄目じゃないか。何やってんの…。
…これじゃ、俺も『八千代』も殺されてしまう。
任務に失敗して、『アメノミコト』本部に連れて帰られた俺は。
現在、本部の地下牢に閉じ込められていた。
この建物には、複数の地下牢が存在している。
『八千代』もまた、その中のいずれかの地下牢に閉じ込められてるんだろう。と、思う。
いっそ、同じ牢に入れてくれれば良かったのに。
そーゆー訳にはいかないよね。当然。
問題は、このままじゃ二人共殺されてしまうということ。
そして、もう一つ…。
俺には、どうしても許せないことがあった。
それは…。
「調子はどうですか。『八千歳』先輩…」
「…」
俺が見逃そうとした親子を、横から掠め取るように殺害し。
挙げ句、約束を破って『八千代』まで『アメノミコト』に連れ戻したことを暴露した…。
黒いフードを深々と被った、あの暗殺者である。
その暗殺者が、今はフードを取っ払っていた。
俺がどうしても許せないのは、この男だった。
「…一体、君は誰なんだ」
「あなたなら、よく知っているはずでしょう?…『八千歳』先輩」
俺の目の前にいるのは、『玉響』だった。
俺はこの時点で既に、俺のみならず、『八千代』までもが『アメノミコト』に戻ってきていることに気づいていた。
そして、俺と同じように…『八千代』が任務に失敗したということも。
俺だって失敗しているんだからさー。偉そうには言えないけど。
でも、『八千代』まで何やってんのさ。
君は『アメノミコト』にいた頃から、任務に失敗したことなんてなかったじゃないか。
それなのに…ターゲットを殺せなかった、なんて。
暗殺者失格だよ。
…まー、それは俺もなんだけど。
今まで失敗しちゃ駄目じゃないか。何やってんの…。
…これじゃ、俺も『八千代』も殺されてしまう。
任務に失敗して、『アメノミコト』本部に連れて帰られた俺は。
現在、本部の地下牢に閉じ込められていた。
この建物には、複数の地下牢が存在している。
『八千代』もまた、その中のいずれかの地下牢に閉じ込められてるんだろう。と、思う。
いっそ、同じ牢に入れてくれれば良かったのに。
そーゆー訳にはいかないよね。当然。
問題は、このままじゃ二人共殺されてしまうということ。
そして、もう一つ…。
俺には、どうしても許せないことがあった。
それは…。
「調子はどうですか。『八千歳』先輩…」
「…」
俺が見逃そうとした親子を、横から掠め取るように殺害し。
挙げ句、約束を破って『八千代』まで『アメノミコト』に連れ戻したことを暴露した…。
黒いフードを深々と被った、あの暗殺者である。
その暗殺者が、今はフードを取っ払っていた。
俺がどうしても許せないのは、この男だった。
「…一体、君は誰なんだ」
「あなたなら、よく知っているはずでしょう?…『八千歳』先輩」
俺の目の前にいるのは、『玉響』だった。


