ツキナの案内で、校舎の裏にやって来る。
ここに園芸部の畑が、
「あそこです!」
「えっ…!?」
俺は、思わず足が止まってしまった。
「…?羽久先生、どうしたんですか?」
「え…い、いや…」
…広くね?
なんか、めっちゃ畑…。…広くね?
イーニシュフェルト魔導学院の園芸部の畑って…こんなに広かったっけ?
「…?…??」
ほら、シルナも我が目を疑っている。
園芸部創立時は、もっと小さくて…ささやかな家庭菜園、程度の規模だったはずだ。
それが、今や…。
…多分、創立時の10倍以上の広さに、畑が拡張されている。
い…いつの間に…?
「これ…こんなに…畑、広かったっけ?」
「開墾しました!」
えへん、と胸を張るツキナ。
…開墾?
「…いつの間に?」
「え?すぐり君達が入部してから」
あいつらか。
「そんな…。た、大変だったでしょう…?」
と、尋ねるシルナの声が上ずっていた。
そりゃそうだ。
学院の土地は、当然だが農業用ではない。
「開墾した」と簡単に言ってしまえばそれまでだが、この大きさまで広げようと思ったら。
そこには、大変な苦労があったはずだ。
俺は、園芸について全然詳しくないから、具体的にどんな苦労があったのかは、推測するしかないが…。
土地を耕して、土を入れ替えて、畝を作って肥料を混ぜて…等々。
素人でも、このくらいは簡単に思いつく。
実際に畑を開墾したツキナ達には、他にも、もっとたくさんの課題に直面したはずだ。
それなのに…。
「すぐり君と令月君がやってくれました!」
…とのこと。
…あいつら…俺達が見てない間に、何やってんの…?
元暗殺者組が、鍬を振るって土を耕している姿を想像し。
あいつらならやりかねん、と思ってしまった自分がいる。
「つーか、あいつら…仮にも学院の土地を…無許可で…」
「?ナジュ先生が、『良いよ』って言ってくれましたよ?」
え?
「『畑大きくして良いですか?』って聞いたら、『あ、良いですよ。どうぞどうぞ』って」
ツキナが、満面の笑顔で教えてくれた。
…ナジュ…お前…。
このことが後でイレースにバレて、黒焦げにされても知らないからな。
これはもう、園芸部の畑の規模じゃない。
趣味の域を軽く超えている。
農家だよ。ちょっとした農家。
「見てください、この土!ふっかふかでしょう?」
ツキナは地面にしゃがみ込み、畑の土を手のひらに取って、自慢げに見せてくれた。
「すぐり君達が、農家で米ぬかをもらってきて…それから、土に混ぜる腐葉土も自作なんです!」
「へ、へぇ〜…」
「栄養たっぷりの土なんですよ!だから、ほらっ…大根もいっぱい出来てるでしょう?」
めっちゃ饒舌に喋り始めたツキナ。
確かに畑には、青々とした葉っぱをつけた大根が、たくさん出来ていた。
凄いな…。本格的…。
ここ、本当に魔導学院だよな…?
まさか世間の皆さんも、天下のイーニシュフェルト魔導学院に、ここまで本格的な、立派な広い畑があるとは思ってないだろうなぁ…。
ここに園芸部の畑が、
「あそこです!」
「えっ…!?」
俺は、思わず足が止まってしまった。
「…?羽久先生、どうしたんですか?」
「え…い、いや…」
…広くね?
なんか、めっちゃ畑…。…広くね?
イーニシュフェルト魔導学院の園芸部の畑って…こんなに広かったっけ?
「…?…??」
ほら、シルナも我が目を疑っている。
園芸部創立時は、もっと小さくて…ささやかな家庭菜園、程度の規模だったはずだ。
それが、今や…。
…多分、創立時の10倍以上の広さに、畑が拡張されている。
い…いつの間に…?
「これ…こんなに…畑、広かったっけ?」
「開墾しました!」
えへん、と胸を張るツキナ。
…開墾?
「…いつの間に?」
「え?すぐり君達が入部してから」
あいつらか。
「そんな…。た、大変だったでしょう…?」
と、尋ねるシルナの声が上ずっていた。
そりゃそうだ。
学院の土地は、当然だが農業用ではない。
「開墾した」と簡単に言ってしまえばそれまでだが、この大きさまで広げようと思ったら。
そこには、大変な苦労があったはずだ。
俺は、園芸について全然詳しくないから、具体的にどんな苦労があったのかは、推測するしかないが…。
土地を耕して、土を入れ替えて、畝を作って肥料を混ぜて…等々。
素人でも、このくらいは簡単に思いつく。
実際に畑を開墾したツキナ達には、他にも、もっとたくさんの課題に直面したはずだ。
それなのに…。
「すぐり君と令月君がやってくれました!」
…とのこと。
…あいつら…俺達が見てない間に、何やってんの…?
元暗殺者組が、鍬を振るって土を耕している姿を想像し。
あいつらならやりかねん、と思ってしまった自分がいる。
「つーか、あいつら…仮にも学院の土地を…無許可で…」
「?ナジュ先生が、『良いよ』って言ってくれましたよ?」
え?
「『畑大きくして良いですか?』って聞いたら、『あ、良いですよ。どうぞどうぞ』って」
ツキナが、満面の笑顔で教えてくれた。
…ナジュ…お前…。
このことが後でイレースにバレて、黒焦げにされても知らないからな。
これはもう、園芸部の畑の規模じゃない。
趣味の域を軽く超えている。
農家だよ。ちょっとした農家。
「見てください、この土!ふっかふかでしょう?」
ツキナは地面にしゃがみ込み、畑の土を手のひらに取って、自慢げに見せてくれた。
「すぐり君達が、農家で米ぬかをもらってきて…それから、土に混ぜる腐葉土も自作なんです!」
「へ、へぇ〜…」
「栄養たっぷりの土なんですよ!だから、ほらっ…大根もいっぱい出来てるでしょう?」
めっちゃ饒舌に喋り始めたツキナ。
確かに畑には、青々とした葉っぱをつけた大根が、たくさん出来ていた。
凄いな…。本格的…。
ここ、本当に魔導学院だよな…?
まさか世間の皆さんも、天下のイーニシュフェルト魔導学院に、ここまで本格的な、立派な広い畑があるとは思ってないだろうなぁ…。


