現在、俺は王都セレーナにある、王宮の近くを歩いているところだ。
何故こんなところにいるのかと言うと…それは、王宮に向かう為なんだが。
今朝突然、王宮の使者がイーニシュフェルト魔導学院にやって来て。
急ぎ、フユリ様のところに来て欲しい、とのことだった。
そこで、俺とシルナはこうして、自ら王宮に足を運んでいるという訳だ。
本当は、呼び出しを受けたのはシルナだけだった。
でも、俺はシルナを一人で行かせるつもりはないから。
半ば強引に、呼ばれてもないのについてきた。
その判断は正解だった。
見てみろ、このシルナを。
突然王宮に呼ばれたってことは、それなりの緊急事態が起きたということだろう。
それなのに、こいつと来たら。呑気に「ケーキ屋さんが〜」なんて言ってやがる。
危機感が欠如しているにも程がある。
「お前、状況分かってるか?フユリ様からの呼び出しだぞ?女王陛下だぞ?」
「わ、わ、分かってるって」
「分かってないだろ。どうせ、『お話が終わったら、さっきのケーキ屋さんでお土産買って帰ろう』とか思ってる癖に」
「な、何で分かるの羽久っ!?」
ほらな。言わんこっちゃない。
分かるに決まってるだろ。どれだけ長い付き合いだと思ってるんだ。
お前の考えそうなことくらい、お見通しだっての。
「良いか、真剣に。真剣に考えろ」
「わ、分かってるよ。だからそんな怖い顔しないで」
お前に危機感がないからだろ。…ったく。
世の中の情勢が、めまぐるしく変わっているこの状況で。
突然の、フユリ様からの呼び出し…。
…どうしても、嫌な想像をしてしまうじゃないか。
悪い知らせじゃなかったら良いのだが…。
何故こんなところにいるのかと言うと…それは、王宮に向かう為なんだが。
今朝突然、王宮の使者がイーニシュフェルト魔導学院にやって来て。
急ぎ、フユリ様のところに来て欲しい、とのことだった。
そこで、俺とシルナはこうして、自ら王宮に足を運んでいるという訳だ。
本当は、呼び出しを受けたのはシルナだけだった。
でも、俺はシルナを一人で行かせるつもりはないから。
半ば強引に、呼ばれてもないのについてきた。
その判断は正解だった。
見てみろ、このシルナを。
突然王宮に呼ばれたってことは、それなりの緊急事態が起きたということだろう。
それなのに、こいつと来たら。呑気に「ケーキ屋さんが〜」なんて言ってやがる。
危機感が欠如しているにも程がある。
「お前、状況分かってるか?フユリ様からの呼び出しだぞ?女王陛下だぞ?」
「わ、わ、分かってるって」
「分かってないだろ。どうせ、『お話が終わったら、さっきのケーキ屋さんでお土産買って帰ろう』とか思ってる癖に」
「な、何で分かるの羽久っ!?」
ほらな。言わんこっちゃない。
分かるに決まってるだろ。どれだけ長い付き合いだと思ってるんだ。
お前の考えそうなことくらい、お見通しだっての。
「良いか、真剣に。真剣に考えろ」
「わ、分かってるよ。だからそんな怖い顔しないで」
お前に危機感がないからだろ。…ったく。
世の中の情勢が、めまぐるしく変わっているこの状況で。
突然の、フユリ様からの呼び出し…。
…どうしても、嫌な想像をしてしまうじゃないか。
悪い知らせじゃなかったら良いのだが…。


