イーニシュフェルト魔導学院で、夜、みんなが寝静まった後に毎晩。
『八千代』と一緒に、ランタンを持って校内の見回りをしていたものだが。
あの時も、今と同じ黒装束を身に着けていた。
俺達にとっては、着慣れた服だから。
…でも、学院のパトロールをしていた時と今では、まるで服の重みが違う。…気がする。
着替える時ものろのろと、こんなものは着たくないとでも言うような、気のない挙動だった。
自分でも、何故こうなるのか分からない。
いつもと同じ服じゃないか。
いつもと同じ仕事をするだけじゃないか。
ルーデュニア聖王国に行くまでは、毎日そうしていたじゃないか…。
…それなのに。
頭の中に、羽久せんせーやナジュせんせーがや、それにツキナの顔がちらつく。
もう思い出さない方が良い。
今、彼らのことを思い出せば…仕事に差し支える。
分かっているはずなのに…。
何だか、頭の中がふわふわしたような状態で。
俺は、ようやく指定された住所に辿り着いた。
そこは、寂れた小さなアパートだった。
『八千代』と一緒に、ランタンを持って校内の見回りをしていたものだが。
あの時も、今と同じ黒装束を身に着けていた。
俺達にとっては、着慣れた服だから。
…でも、学院のパトロールをしていた時と今では、まるで服の重みが違う。…気がする。
着替える時ものろのろと、こんなものは着たくないとでも言うような、気のない挙動だった。
自分でも、何故こうなるのか分からない。
いつもと同じ服じゃないか。
いつもと同じ仕事をするだけじゃないか。
ルーデュニア聖王国に行くまでは、毎日そうしていたじゃないか…。
…それなのに。
頭の中に、羽久せんせーやナジュせんせーがや、それにツキナの顔がちらつく。
もう思い出さない方が良い。
今、彼らのことを思い出せば…仕事に差し支える。
分かっているはずなのに…。
何だか、頭の中がふわふわしたような状態で。
俺は、ようやく指定された住所に辿り着いた。
そこは、寂れた小さなアパートだった。


