僕は、いつもの仕事着に袖を通した。
慣れ親しんだ黒装束である。
『アメノミコト』の暗殺者にとって、制服とも言えるこの服。
イーニシュフェルト魔導学院にいた時も、夜になればこの服を着て、校内を巡回したり。
他にも…戦わなきゃいけない時は、こうしてこの黒装束を着ていた。
…それなのに。
今、こうしてこの服を着ることに…何故、こんなにも胸のざわつきを感じるのか。
僕はいつも通り、小太刀と小刀と…その他、いつも携帯している暗殺に必要な道具を揃え。
それらを携えて、早速任務の現場に向かった。
何もかもがいつも通りだった。
何も特筆すべきことはない。『アメノミコト』の暗殺者として、普段、当たり前のようにやっていること…。
…それなのに。
僕の気分は晴れないままだった。
久し振りの任務だから、緊張しているのだろうか?
…いや、緊張は…まったくしていない、と思う。
暗殺者になって初めての任務の時でさえ、緊張なんてしなかった。
緊張っていうのは、「上手くやろう」という意思があるからこそ起きるものだ。
どうでも良いと思っているなら、誰だって緊張したりしない。
僕はこの仕事を、「上手くやろう」なんて欠片も思っていなかった。
かと言って、「失敗したい」とも思っていない。
…どうでも良い。
そう。どうでも良いとしか思っていなかった。
こんな中途半端な気持ちで殺される、ターゲットが哀れだった。
僕は任務地に着くまでには、気持ちが少しは落ち着くことを願うしかなかった。
…しかし。
慣れ親しんだ黒装束である。
『アメノミコト』の暗殺者にとって、制服とも言えるこの服。
イーニシュフェルト魔導学院にいた時も、夜になればこの服を着て、校内を巡回したり。
他にも…戦わなきゃいけない時は、こうしてこの黒装束を着ていた。
…それなのに。
今、こうしてこの服を着ることに…何故、こんなにも胸のざわつきを感じるのか。
僕はいつも通り、小太刀と小刀と…その他、いつも携帯している暗殺に必要な道具を揃え。
それらを携えて、早速任務の現場に向かった。
何もかもがいつも通りだった。
何も特筆すべきことはない。『アメノミコト』の暗殺者として、普段、当たり前のようにやっていること…。
…それなのに。
僕の気分は晴れないままだった。
久し振りの任務だから、緊張しているのだろうか?
…いや、緊張は…まったくしていない、と思う。
暗殺者になって初めての任務の時でさえ、緊張なんてしなかった。
緊張っていうのは、「上手くやろう」という意思があるからこそ起きるものだ。
どうでも良いと思っているなら、誰だって緊張したりしない。
僕はこの仕事を、「上手くやろう」なんて欠片も思っていなかった。
かと言って、「失敗したい」とも思っていない。
…どうでも良い。
そう。どうでも良いとしか思っていなかった。
こんな中途半端な気持ちで殺される、ターゲットが哀れだった。
僕は任務地に着くまでには、気持ちが少しは落ち着くことを願うしかなかった。
…しかし。


