「ナジュ君の読心魔法は利用価値があるって…僕達を襲ってきた『アメノミコト』の暗殺者が、そう言ってた」
「…」
「だから…多分、ナジュ君の読心魔法を利用する為に…連れて行ったんだと思う」
「…ふん」
と、鼻を鳴らしたのはイレースだった。
「まぁ、読心魔法に関して『だけ』は立派なものですからね」
「…『だけ』って言ってやるなよ…」
他にも良いところいっぱいあるって。
「ナジュ君に…誰かの心を読ませる為に連れて行ったのかな…」
シルナが呟いた。
「分からない…でも、利用価値がある、って言ってたのなら…ナジュの読心魔法が狙いなのは間違いないだろうな」
畜生。
ナジュは、心を読む為の便利グッズじゃかいんだぞ。
利用価値があるとか、ないとか。そんなの関係ないじゃないか。
ナジュはナジュ。それだけだ。
例え読心魔法が使えなくても、不死身じゃなくても…。
それに…。
「読心魔法を利用したいからって…無理矢理連れて行っても仕方ないだろ。ナジュが心を読むことを拒否すれば…」
ナジュだって、『アメノミコト』に利用されたいとは思わないはずだ。
読心魔法を使えと命令されても、それを拒否すればどうってこと、
「その時は、今回と同じことをすれば良いだけだよ」
「マシュリ…?」
それって、どういう意味…。
「今回、天音を脅して拉致したように。今度は別の人間を脅せば良い。例えば…『命令に従って読心魔法を使わなければ、イーニシュフェルト魔導学院を攻撃する』とか」
「…!」
「暗殺者組織なら、それくらいのことは平気でしそうだけど」
…そういうことか。
いかにもやりそうだな。あぁ…やりそうだ。
令月とすぐりだって、似たような脅しを受けたから、『アメノミコト』に戻ったのであって…。
「脅されても拒み続けるほど、割り切った考え方が出来るならともかく…」
「…いや、やるな。ナジュだったら」
「うん。…僕もそう思う」
俺も、天音も頷いた。
ナジュなら、仲間を人質に取られて脅されたら、絶対に言うことを聞く。
仲間を危険に晒すくらいなら、自分が利用された方がマシ。
ナジュだったら…きっと、いや絶対、そう思うはずだ。
馬鹿な奴だよ。
俺達のことなんて、売ってしまっても構わないのに…。
しかもあいつは、仲間のことは大切にする癖に、自分の身は平気で蔑ろにするから。
俺達を守る必要はない。
自分の身を最優先して欲しい…。そう伝えたかった。
だけど…それを伝える為の手段は、俺達にはなかった。
…ナジュ。
令月達に続いて…お前までいなくなるなんて。
そんなこと…絶対、絶対許さないからな。
「…」
「だから…多分、ナジュ君の読心魔法を利用する為に…連れて行ったんだと思う」
「…ふん」
と、鼻を鳴らしたのはイレースだった。
「まぁ、読心魔法に関して『だけ』は立派なものですからね」
「…『だけ』って言ってやるなよ…」
他にも良いところいっぱいあるって。
「ナジュ君に…誰かの心を読ませる為に連れて行ったのかな…」
シルナが呟いた。
「分からない…でも、利用価値がある、って言ってたのなら…ナジュの読心魔法が狙いなのは間違いないだろうな」
畜生。
ナジュは、心を読む為の便利グッズじゃかいんだぞ。
利用価値があるとか、ないとか。そんなの関係ないじゃないか。
ナジュはナジュ。それだけだ。
例え読心魔法が使えなくても、不死身じゃなくても…。
それに…。
「読心魔法を利用したいからって…無理矢理連れて行っても仕方ないだろ。ナジュが心を読むことを拒否すれば…」
ナジュだって、『アメノミコト』に利用されたいとは思わないはずだ。
読心魔法を使えと命令されても、それを拒否すればどうってこと、
「その時は、今回と同じことをすれば良いだけだよ」
「マシュリ…?」
それって、どういう意味…。
「今回、天音を脅して拉致したように。今度は別の人間を脅せば良い。例えば…『命令に従って読心魔法を使わなければ、イーニシュフェルト魔導学院を攻撃する』とか」
「…!」
「暗殺者組織なら、それくらいのことは平気でしそうだけど」
…そういうことか。
いかにもやりそうだな。あぁ…やりそうだ。
令月とすぐりだって、似たような脅しを受けたから、『アメノミコト』に戻ったのであって…。
「脅されても拒み続けるほど、割り切った考え方が出来るならともかく…」
「…いや、やるな。ナジュだったら」
「うん。…僕もそう思う」
俺も、天音も頷いた。
ナジュなら、仲間を人質に取られて脅されたら、絶対に言うことを聞く。
仲間を危険に晒すくらいなら、自分が利用された方がマシ。
ナジュだったら…きっと、いや絶対、そう思うはずだ。
馬鹿な奴だよ。
俺達のことなんて、売ってしまっても構わないのに…。
しかもあいつは、仲間のことは大切にする癖に、自分の身は平気で蔑ろにするから。
俺達を守る必要はない。
自分の身を最優先して欲しい…。そう伝えたかった。
だけど…それを伝える為の手段は、俺達にはなかった。
…ナジュ。
令月達に続いて…お前までいなくなるなんて。
そんなこと…絶対、絶対許さないからな。


