だけど、諦めるのはまだ早い。
と言うか、そもそも諦める気はないけどな。
二人の死体を目の前に見せられたって、諦める気は毛頭ない。
「…シルナ」
「うん」
シルナの方を見ると、シルナは分かっている、という風に、こくりと頷いた。
そうだよな。
シルナがこういう時なんて言うか、長い付き合いでよーく分かっている。
「助けに行こう。彼らは私達の生徒であり、そして仲間なんだから」
「当然です」
真っ先に賛同したのは、イレースだった。
「私の授業をサボろうなど、良い度胸です。さっさと戻ってきて補習授業を受けさせなくては」
…うん。イレース。
頼もしいんだけど、怖い。
「帰ってこなかったら、ツキナさんも悲しみますしね」
「『アメノミコト』に戻るなんて、絶対、二人共望んでないはず。助けないと…!」
ナジュと天音もそう言った。
「…マシュリ、お前も同じ気持ちでいてくれるか?」
「冥界に来てまで、僕の心臓を取り返しに来てくれた…その恩を返す時が来たみたいだね」
そうか。
別にあいつらは、そのことを恩着せがましく思っていないだろうが。
だけど、マシュリに手を貸してもらえると心強い。
俺達はこれまで、散々、令月とすぐりに助けられてきた。
だから今度は…俺達が、助ける番だ。
「…待ってろよ、令月。すぐり」
お前達は、ちゃんとイーニシュフェルト魔導学院を卒業して、暗殺者としてではなく、普通の人間として生きていくのだ。
必ず、そうさせてみせる。
と言うか、そもそも諦める気はないけどな。
二人の死体を目の前に見せられたって、諦める気は毛頭ない。
「…シルナ」
「うん」
シルナの方を見ると、シルナは分かっている、という風に、こくりと頷いた。
そうだよな。
シルナがこういう時なんて言うか、長い付き合いでよーく分かっている。
「助けに行こう。彼らは私達の生徒であり、そして仲間なんだから」
「当然です」
真っ先に賛同したのは、イレースだった。
「私の授業をサボろうなど、良い度胸です。さっさと戻ってきて補習授業を受けさせなくては」
…うん。イレース。
頼もしいんだけど、怖い。
「帰ってこなかったら、ツキナさんも悲しみますしね」
「『アメノミコト』に戻るなんて、絶対、二人共望んでないはず。助けないと…!」
ナジュと天音もそう言った。
「…マシュリ、お前も同じ気持ちでいてくれるか?」
「冥界に来てまで、僕の心臓を取り返しに来てくれた…その恩を返す時が来たみたいだね」
そうか。
別にあいつらは、そのことを恩着せがましく思っていないだろうが。
だけど、マシュリに手を貸してもらえると心強い。
俺達はこれまで、散々、令月とすぐりに助けられてきた。
だから今度は…俺達が、助ける番だ。
「…待ってろよ、令月。すぐり」
お前達は、ちゃんとイーニシュフェルト魔導学院を卒業して、暗殺者としてではなく、普通の人間として生きていくのだ。
必ず、そうさせてみせる。


