…で、5分後。
そろそろ落ち着いただろうか。
「…シルナ。これ、紙」
「へ?」
「ただのびっくり箱だよ、これ」
「…」
俺が、チョコのびっくり箱を見せてやると。
シルナは、目を真ん丸にして。
「…なぁんだ、もー!びっくりして損しちゃったよ」
…あ、そう。
「って言うか、私のチョコ、何処!?キャラメルトリュフチョコは!?」
「さぁ…」
びっくり箱にすり替えられていて、中に入っていたはずのシルナのチョコが行方不明。
「私のチョコ返して〜っ!」
…また、ナジュにでもこっそり食べられたのだろうか?
でも、ナジュがこんなびっくり箱を作るとは、
「…ん?」
その時。
俺は、びっくり箱の中に折り畳まれた紙を見つけた。
…何だこれ?
どうやら、和紙のようだ。
この紙、何処かで見覚えが…。
…そうだ。
「…これ、令月とすぐりが使ってた紙…」
じゃ、ないか?
何で、こんなところに。
その紙を手に取って、開いてみると。
そこには墨を使って、達筆な文字が書かれていた。
「これって…」
「私のキャラメルトリュフチョコはいずこにーっ!」
「シルナ!そんなことはどうでも良いから」
「そんなこと!?」
そんなことだよ。馬鹿。
「これ、令月とすぐりが書いたものじゃないか?」
「え?」
「ほら、これ」
俺はシルナに、和紙の手紙を見せた。
俺達は同時に、その手紙を覗き込んだ。
そこに書いてあったのは、
「拝啓 学院のみんなへ。
僕と『八千歳』はこれから、学院の外に行きます。
これは僕達自身の意志です。
もし戻らなかったとしても、心配しないでください。そして僕達のことは忘れてください。
それから、くれぐれも身の回りに気をつけて。
追伸 チョコはツキナにあげました。
敬具」
…だってさ。
「…はぁぁっ!?」
俺は、思わず手紙をくしゃっ、と握ってしまった。
ちょっと待て。どういうことだこれは。
「令月、それにすぐりも…何処に行ったんだ!?」
「わ、分かんない。この手紙っていつ?いつ書かれたものなの…!?」
「俺にも分からな、」
と、言いかけたその時。
「入りますよ。学院長」
え?
学院長室の扉が開けられ、そこに誰かが入ってきたと思うと。
そこには、不機嫌な顔をしたイレースがいた。
俺もシルナも、そのイレースに釘付けになった。
「い…イレースちゃん?どうしたの?」
「あなた達、元暗殺者の二人を知りませんか」
…!
「今日から授業だというのに、二人共出席していないんです」
「…」
授業に…出席していない?
…ってことは、この置き手紙。
俺は、シルナと顔を見合わせた。
お互いに、真っ青な表情になっていた。
そろそろ落ち着いただろうか。
「…シルナ。これ、紙」
「へ?」
「ただのびっくり箱だよ、これ」
「…」
俺が、チョコのびっくり箱を見せてやると。
シルナは、目を真ん丸にして。
「…なぁんだ、もー!びっくりして損しちゃったよ」
…あ、そう。
「って言うか、私のチョコ、何処!?キャラメルトリュフチョコは!?」
「さぁ…」
びっくり箱にすり替えられていて、中に入っていたはずのシルナのチョコが行方不明。
「私のチョコ返して〜っ!」
…また、ナジュにでもこっそり食べられたのだろうか?
でも、ナジュがこんなびっくり箱を作るとは、
「…ん?」
その時。
俺は、びっくり箱の中に折り畳まれた紙を見つけた。
…何だこれ?
どうやら、和紙のようだ。
この紙、何処かで見覚えが…。
…そうだ。
「…これ、令月とすぐりが使ってた紙…」
じゃ、ないか?
何で、こんなところに。
その紙を手に取って、開いてみると。
そこには墨を使って、達筆な文字が書かれていた。
「これって…」
「私のキャラメルトリュフチョコはいずこにーっ!」
「シルナ!そんなことはどうでも良いから」
「そんなこと!?」
そんなことだよ。馬鹿。
「これ、令月とすぐりが書いたものじゃないか?」
「え?」
「ほら、これ」
俺はシルナに、和紙の手紙を見せた。
俺達は同時に、その手紙を覗き込んだ。
そこに書いてあったのは、
「拝啓 学院のみんなへ。
僕と『八千歳』はこれから、学院の外に行きます。
これは僕達自身の意志です。
もし戻らなかったとしても、心配しないでください。そして僕達のことは忘れてください。
それから、くれぐれも身の回りに気をつけて。
追伸 チョコはツキナにあげました。
敬具」
…だってさ。
「…はぁぁっ!?」
俺は、思わず手紙をくしゃっ、と握ってしまった。
ちょっと待て。どういうことだこれは。
「令月、それにすぐりも…何処に行ったんだ!?」
「わ、分かんない。この手紙っていつ?いつ書かれたものなの…!?」
「俺にも分からな、」
と、言いかけたその時。
「入りますよ。学院長」
え?
学院長室の扉が開けられ、そこに誰かが入ってきたと思うと。
そこには、不機嫌な顔をしたイレースがいた。
俺もシルナも、そのイレースに釘付けになった。
「い…イレースちゃん?どうしたの?」
「あなた達、元暗殺者の二人を知りませんか」
…!
「今日から授業だというのに、二人共出席していないんです」
「…」
授業に…出席していない?
…ってことは、この置き手紙。
俺は、シルナと顔を見合わせた。
お互いに、真っ青な表情になっていた。


