シルナはチョコの箱をほっぽりだして。
「あびゃびゃびゃびゃ!」
奇怪な悲鳴を上げながら、俺にしがみついてきた。
ちょ、何で俺にひっつくんだよ。
「おばけ、おばけーっ!!」
「離れろって、おばけではないだろ!」
ピエロだよ、ピエロ。
いや、ある意味では、ピエロの方が幽霊よりも不気味かもしれないけど。
ちょっと落ち着け。何事だこれは。
シルナがチョコの箱を開けると、何故かピエロの顔が飛び出してきた。
まるで、誰かがびっくり箱でも仕掛けたかのように…。
「襲われる!ピエロに襲われるんだ!うわぁぁぁん!」
ピエロのびっくり箱にガチ泣きする男、シルナ。
どうでも良いけど、俺にくっついて泣くのやめろよ。鼻水つくじゃん。
「な…何なんだ?これ…」
俺は、シルナを身体にくっつけたまま、チョコレートの箱ににじり寄った。
シルナが放り出した箱を、そーっと確認してみると。
びよーんびよーん、とピエロが頭を振っていた。
ご丁寧に、きちんと紙を折り畳んで箱に詰め、入念にびっくり箱を作ったらしい。
紙で作ったとは思えないくらい、立体的。
凄く丁寧な仕事だな…。嫌がらせに手は抜かないタイプ?
「…シルナ、これ紙だよ」
「ピエロが〜っ!ピエロが〜っ!!」
「作り物だって…」
本物じゃないから。ただのびっくり箱だから。
俺は、チョコの箱を拾ってみた。
中を覗くと、紙で作ったピエロの仕掛け以外には、何も入っていなかった。
「大丈夫だ、シルナ」
「ピエロに食べられちゃうよ〜っ!!」
「…大丈夫だって…」
駄目だ。本気でビビっちゃってる。
こんなちっちゃい紙のピエロが、人を喰う訳ないだろ。
「…やれやれ」
誰が仕掛けたのか知らないが。
シルナが落ち着くまで、しばし待つとしよう。
「あびゃびゃびゃびゃ!」
奇怪な悲鳴を上げながら、俺にしがみついてきた。
ちょ、何で俺にひっつくんだよ。
「おばけ、おばけーっ!!」
「離れろって、おばけではないだろ!」
ピエロだよ、ピエロ。
いや、ある意味では、ピエロの方が幽霊よりも不気味かもしれないけど。
ちょっと落ち着け。何事だこれは。
シルナがチョコの箱を開けると、何故かピエロの顔が飛び出してきた。
まるで、誰かがびっくり箱でも仕掛けたかのように…。
「襲われる!ピエロに襲われるんだ!うわぁぁぁん!」
ピエロのびっくり箱にガチ泣きする男、シルナ。
どうでも良いけど、俺にくっついて泣くのやめろよ。鼻水つくじゃん。
「な…何なんだ?これ…」
俺は、シルナを身体にくっつけたまま、チョコレートの箱ににじり寄った。
シルナが放り出した箱を、そーっと確認してみると。
びよーんびよーん、とピエロが頭を振っていた。
ご丁寧に、きちんと紙を折り畳んで箱に詰め、入念にびっくり箱を作ったらしい。
紙で作ったとは思えないくらい、立体的。
凄く丁寧な仕事だな…。嫌がらせに手は抜かないタイプ?
「…シルナ、これ紙だよ」
「ピエロが〜っ!ピエロが〜っ!!」
「作り物だって…」
本物じゃないから。ただのびっくり箱だから。
俺は、チョコの箱を拾ってみた。
中を覗くと、紙で作ったピエロの仕掛け以外には、何も入っていなかった。
「大丈夫だ、シルナ」
「ピエロに食べられちゃうよ〜っ!!」
「…大丈夫だって…」
駄目だ。本気でビビっちゃってる。
こんなちっちゃい紙のピエロが、人を喰う訳ないだろ。
「…やれやれ」
誰が仕掛けたのか知らないが。
シルナが落ち着くまで、しばし待つとしよう。


