で、コロッケ丼と親子丼をそれぞれ、カウンターで受け取って。
さて、今度は座る場所を探そう。
「えぇと、空いてる席、空いてる席…。…おっ、あそこ空いてるぞ」
「そうですね」
今日もお昼時なので、食堂に空いている席はほとんどないのだが。
運良く、二人分空いている席を見つけた。
俺は、早く腰を下ろしたいばかりに。
その席の周囲を、よく見もせずに座ってしまったのである。
どかっ、と座って席を取り。
それじゃ、コロッケ丼を食べようと思ったら…。
「…しょぼーん…」
「…ベリクリーデ、大丈夫か?」
…この声は。
「げっ…」
って、思わず言ってしまった。
人様の顔を見て第一声に「げっ」とは何だよ、と怒られても致し方なかったが。
しかし先方は、そんなことにさえ気づいていなかった。
「ベリクリーデ…。ほら、オムライス食べないのか?」
「…しょぼーん…」
「駄目か…。…じゃあ、こっちの…俺のざるそば食べても良いから」
「…どよーん…」
最早言うまでもないが、ジュリスとベリクリーデである。
名実共に聖魔騎士団の名物コンビとなったこの二人は、またしても食堂で、互いの仲の良さを見せびらかすように。
隣同士に座って、あろうことかジュリスは、大きなスプーンを使って、ベリクリーデに「あーん」してあげていた。
おい。何だよこのリア充共。
ちょっと、誰か厨房からガスバーナー借りてきてくれ。焼くから。
…しかし、今日の二人の様子は、いつもと違っていた。
「…それでも駄目なのか?…これは重症だな…」
「…しゅーん…」
…。
俺は、隣の席のルイーシュに、小声で話しかけた。
「…なんか、ベリクリーデちゃん落ち込んでね?」
「そうみたいですね」
どうやらベリクリーデちゃんは、体調が優れないのか、昼食が進まない様子。
ベリクリーデちゃんのテーブルには、大きなお皿にオムライスが乗っていたが。
そのオムライスは、ほとんど手を付けた形跡がなかった。
ほぼそのまま残っている。勿体ない。
で、ベリクリーデちゃんが食べないもんだから、ジュリスも落ち着いて食べられないらしく。
ジュリスのざるそばも、ほぼ手つかずだった。
「…ほら、これ。卵とろとろだぞ。食べてみろ」
「…しょぼしょぼ…」
ジュリスがいくら、あーんしてオムライスを食べさせようとしても。
ベリクリーデちゃんは元気がなく、食欲も無いようで食べられなかった。
…駄目だ。これは酷いぞ。
「ルイーシュ…。…あれ、どうしたんだと思う?」
「さぁ…?…つわりですかね?」
「ぶはっ…」
とんでもないことを言い出すんじゃない。
それはそれで、平和な世界だな。
さて、今度は座る場所を探そう。
「えぇと、空いてる席、空いてる席…。…おっ、あそこ空いてるぞ」
「そうですね」
今日もお昼時なので、食堂に空いている席はほとんどないのだが。
運良く、二人分空いている席を見つけた。
俺は、早く腰を下ろしたいばかりに。
その席の周囲を、よく見もせずに座ってしまったのである。
どかっ、と座って席を取り。
それじゃ、コロッケ丼を食べようと思ったら…。
「…しょぼーん…」
「…ベリクリーデ、大丈夫か?」
…この声は。
「げっ…」
って、思わず言ってしまった。
人様の顔を見て第一声に「げっ」とは何だよ、と怒られても致し方なかったが。
しかし先方は、そんなことにさえ気づいていなかった。
「ベリクリーデ…。ほら、オムライス食べないのか?」
「…しょぼーん…」
「駄目か…。…じゃあ、こっちの…俺のざるそば食べても良いから」
「…どよーん…」
最早言うまでもないが、ジュリスとベリクリーデである。
名実共に聖魔騎士団の名物コンビとなったこの二人は、またしても食堂で、互いの仲の良さを見せびらかすように。
隣同士に座って、あろうことかジュリスは、大きなスプーンを使って、ベリクリーデに「あーん」してあげていた。
おい。何だよこのリア充共。
ちょっと、誰か厨房からガスバーナー借りてきてくれ。焼くから。
…しかし、今日の二人の様子は、いつもと違っていた。
「…それでも駄目なのか?…これは重症だな…」
「…しゅーん…」
…。
俺は、隣の席のルイーシュに、小声で話しかけた。
「…なんか、ベリクリーデちゃん落ち込んでね?」
「そうみたいですね」
どうやらベリクリーデちゃんは、体調が優れないのか、昼食が進まない様子。
ベリクリーデちゃんのテーブルには、大きなお皿にオムライスが乗っていたが。
そのオムライスは、ほとんど手を付けた形跡がなかった。
ほぼそのまま残っている。勿体ない。
で、ベリクリーデちゃんが食べないもんだから、ジュリスも落ち着いて食べられないらしく。
ジュリスのざるそばも、ほぼ手つかずだった。
「…ほら、これ。卵とろとろだぞ。食べてみろ」
「…しょぼしょぼ…」
ジュリスがいくら、あーんしてオムライスを食べさせようとしても。
ベリクリーデちゃんは元気がなく、食欲も無いようで食べられなかった。
…駄目だ。これは酷いぞ。
「ルイーシュ…。…あれ、どうしたんだと思う?」
「さぁ…?…つわりですかね?」
「ぶはっ…」
とんでもないことを言い出すんじゃない。
それはそれで、平和な世界だな。


