ケルディーサは金色の蛇腹剣を。
クロティルダは銀色の蛇腹剣を、それぞれお互いに向け。
渾身の魔力を込めて、二つの魔力がぶつかり合った。
それは、天使と天使のせめぎ合い。
そこに巻き込まれた、ただの人間である俺とベリクリーデは。
「っ、伏せろ、ベリクリーデ…!」
「うんっ…!」
凄まじい魔力の余波に、吹き飛ばされないだけで精一杯だった。
台風よりヤバいって、これ。ふっ飛ばされてしまう。
そして、耐えられなかったのは俺達だけではなく。
魔力によって作られた、この異空間庭園そのものが、断末魔の叫びを上げるかのように、大きく震え。
ついに。
パリン、と音がして、目の前が真っ暗に…いや、真っ白になった。
かろうじて俺は、ベリクリーデの手を掴み、決して離さなかった。
何があっても、この手だけは絶対に離さない。
絶対に。
…すると。
「…はっ?」
「ふぇ?」
「…大丈夫か?」
眩しいほどの光が遠のき、ようやく目を開けると。
そこは、キルディリア魔王国の街中だった。
クロティルダは銀色の蛇腹剣を、それぞれお互いに向け。
渾身の魔力を込めて、二つの魔力がぶつかり合った。
それは、天使と天使のせめぎ合い。
そこに巻き込まれた、ただの人間である俺とベリクリーデは。
「っ、伏せろ、ベリクリーデ…!」
「うんっ…!」
凄まじい魔力の余波に、吹き飛ばされないだけで精一杯だった。
台風よりヤバいって、これ。ふっ飛ばされてしまう。
そして、耐えられなかったのは俺達だけではなく。
魔力によって作られた、この異空間庭園そのものが、断末魔の叫びを上げるかのように、大きく震え。
ついに。
パリン、と音がして、目の前が真っ暗に…いや、真っ白になった。
かろうじて俺は、ベリクリーデの手を掴み、決して離さなかった。
何があっても、この手だけは絶対に離さない。
絶対に。
…すると。
「…はっ?」
「ふぇ?」
「…大丈夫か?」
眩しいほどの光が遠のき、ようやく目を開けると。
そこは、キルディリア魔王国の街中だった。


