…えっ?
のろのろと、顔を上げると。
「っ…!お前…!」
「間に合ったな。…遅くなって悪かった」
俺の目の前に、大きな天使の羽根が広がっていた。
そこにいたのは。
「クロティルダ…!」
銀色の蛇腹剣を持つ、クロティルダだった。
クロティルダが、その剣でケルディーサの斬撃を弾き飛ばしたのだ。
…少しタイミングがズレてたら、俺、死んでたな。
まさに間一髪。
「ジュリス、お待たせー」
そんなクロティルダと一緒に、ひょこっ、とベリクリーデが顔を覗かせた。
…ベリクリーデ…。
良かった…。この寝坊助天使を、起こすことが出来たんだな。
「…!クロティルダ…あなた…」
ケルディーサは、突如として現れたクロティルダに驚いていた。
「どうして…?一体どうやって眠りから覚めたの?」
「…」
クロティルダは答えなかったが。
ケルディーサはハッとして、ベリクリーデを睨んだ。
「成程、そうか…。…あなたの仕業ね」
「うん」
「余計なことを…!」
よく分からんが、ベリクリーデは上手いことやり遂げたんだな。
よくやったベリクリーデ。偉いぞお前は。
しかし、ベリクリーデはいくらケルディーサに睨まれても、全く気にしていないようで。
それよりも。
とてとて、と小走りにこちらに寄ってきて。
「ジュリス、大丈夫?」
心配そうに、こちらに手を差し伸べた。
お、おぉ…?
「ジュリス痛いの?痛い?」
「え?あ、いや…うん、まぁ…痛いけど…」
「痛いの?よしよし」
ベリクリーデは、俺の頭を撫でてきた。何で?
いや、頭は別に痛くないんだけど。
それ以上に…。
「…っ…」
立ち上がろうとしたが、目眩がして、俺は再び膝をついた。
ベリクリーデが、慌ててそんな俺を支えてくれた。情けねぇ。
「ジュリス、大丈夫?」
「あ…あぁ、平気だ…」
「でも、平気そうな顔してないよ」
…そうかもな。
「魔力…ほぼ、使い切ってるから…」
「魔力が足りないの?」
「あぁ…」
「じゃ、あげる」
へ?
顔を上げると、ベリクリーデは、こつん、と自分の額を俺の額に重ね合わさてきた。
ベリクリーデの顔がどアップになって、一瞬固まってしまったが。
次の瞬間、ベリクリーデから俺に、暖かな力が伝わってきた。
途端に、あんなにしんどかった身体が、ふっと楽になった。
のろのろと、顔を上げると。
「っ…!お前…!」
「間に合ったな。…遅くなって悪かった」
俺の目の前に、大きな天使の羽根が広がっていた。
そこにいたのは。
「クロティルダ…!」
銀色の蛇腹剣を持つ、クロティルダだった。
クロティルダが、その剣でケルディーサの斬撃を弾き飛ばしたのだ。
…少しタイミングがズレてたら、俺、死んでたな。
まさに間一髪。
「ジュリス、お待たせー」
そんなクロティルダと一緒に、ひょこっ、とベリクリーデが顔を覗かせた。
…ベリクリーデ…。
良かった…。この寝坊助天使を、起こすことが出来たんだな。
「…!クロティルダ…あなた…」
ケルディーサは、突如として現れたクロティルダに驚いていた。
「どうして…?一体どうやって眠りから覚めたの?」
「…」
クロティルダは答えなかったが。
ケルディーサはハッとして、ベリクリーデを睨んだ。
「成程、そうか…。…あなたの仕業ね」
「うん」
「余計なことを…!」
よく分からんが、ベリクリーデは上手いことやり遂げたんだな。
よくやったベリクリーデ。偉いぞお前は。
しかし、ベリクリーデはいくらケルディーサに睨まれても、全く気にしていないようで。
それよりも。
とてとて、と小走りにこちらに寄ってきて。
「ジュリス、大丈夫?」
心配そうに、こちらに手を差し伸べた。
お、おぉ…?
「ジュリス痛いの?痛い?」
「え?あ、いや…うん、まぁ…痛いけど…」
「痛いの?よしよし」
ベリクリーデは、俺の頭を撫でてきた。何で?
いや、頭は別に痛くないんだけど。
それ以上に…。
「…っ…」
立ち上がろうとしたが、目眩がして、俺は再び膝をついた。
ベリクリーデが、慌ててそんな俺を支えてくれた。情けねぇ。
「ジュリス、大丈夫?」
「あ…あぁ、平気だ…」
「でも、平気そうな顔してないよ」
…そうかもな。
「魔力…ほぼ、使い切ってるから…」
「魔力が足りないの?」
「あぁ…」
「じゃ、あげる」
へ?
顔を上げると、ベリクリーデは、こつん、と自分の額を俺の額に重ね合わさてきた。
ベリクリーデの顔がどアップになって、一瞬固まってしまったが。
次の瞬間、ベリクリーデから俺に、暖かな力が伝わってきた。
途端に、あんなにしんどかった身体が、ふっと楽になった。


