「…何処だよ」
「うーん。…うーん…?」
ベリクリーデも分かっていないみたいだ。
「この辺にいるはずなんだけどなー」
「いや、そんなまさか…。何もないじゃないか、ここ」
「変な感じがするなー…」
変な感じ…?またアバウトな説明を…。
…しかし。
「…ん?」
…何だろう。この感じ。
ベリクリーデに「変な感じがする」と言われて、初めて気がついた。
何だか…違和感がある。この空間。
穴が空いた場所に、ここだけ継ぎを当てたような…。
微妙な、空間のズレ。
…まさか、これがベリクリーデの言っていた…。
このことに気づけたのは、ベリクリーデが教えてくれたからであり…そして、俺の長年の直勘だった。
虫の知らせ、って奴なんだろうか。
知らない間に、俺もベリクリーデに毒されてるな。
「ベリクリーデ…。この場所…」
「ジュリス…。…開けられる?」
「…やってみる」
俺は、自分の中に封印していた剣を。
『魔剣ティルフィング』を召喚し、それを両手で構えた。
この場所、このズレた空間を…抉じ開ける。
「行くぞ、『魔剣ティルフィング』。…空間を切り裂け」
振り下ろした『魔剣ティルフィング』が、文字通り空を切った。
その瞬間。
何もなかったはずの空間に、大きな亀裂が出来た。
その亀裂の先に、全く別の異空間が見えた。
…マジかよ。本当にあった。
さながら冥界のようだ。
「よーし、ありがとうジュリス。行ってみよー」
「ちょっ…迂闊に…!」
「えいっ」
ベリクリーデは間抜けな掛け声と共に、時空の裂け目に入り込んだ。
あぁもう、命知らずなんだから。
こうなったら、俺も腹を決めるしかなかった。
ベリクリーデを追って、俺もまた、時空の裂け目に足を踏み入れた。
途端に、眩しいほどの光に包まれた。
「うーん。…うーん…?」
ベリクリーデも分かっていないみたいだ。
「この辺にいるはずなんだけどなー」
「いや、そんなまさか…。何もないじゃないか、ここ」
「変な感じがするなー…」
変な感じ…?またアバウトな説明を…。
…しかし。
「…ん?」
…何だろう。この感じ。
ベリクリーデに「変な感じがする」と言われて、初めて気がついた。
何だか…違和感がある。この空間。
穴が空いた場所に、ここだけ継ぎを当てたような…。
微妙な、空間のズレ。
…まさか、これがベリクリーデの言っていた…。
このことに気づけたのは、ベリクリーデが教えてくれたからであり…そして、俺の長年の直勘だった。
虫の知らせ、って奴なんだろうか。
知らない間に、俺もベリクリーデに毒されてるな。
「ベリクリーデ…。この場所…」
「ジュリス…。…開けられる?」
「…やってみる」
俺は、自分の中に封印していた剣を。
『魔剣ティルフィング』を召喚し、それを両手で構えた。
この場所、このズレた空間を…抉じ開ける。
「行くぞ、『魔剣ティルフィング』。…空間を切り裂け」
振り下ろした『魔剣ティルフィング』が、文字通り空を切った。
その瞬間。
何もなかったはずの空間に、大きな亀裂が出来た。
その亀裂の先に、全く別の異空間が見えた。
…マジかよ。本当にあった。
さながら冥界のようだ。
「よーし、ありがとうジュリス。行ってみよー」
「ちょっ…迂闊に…!」
「えいっ」
ベリクリーデは間抜けな掛け声と共に、時空の裂け目に入り込んだ。
あぁもう、命知らずなんだから。
こうなったら、俺も腹を決めるしかなかった。
ベリクリーデを追って、俺もまた、時空の裂け目に足を踏み入れた。
途端に、眩しいほどの光に包まれた。


