それだけではない。
「よしっ!仕留めた!」
キルディリア兵が魔法で作った刃で、ナジュの身体に傷をつけた。
おいおい…。…避けろよ。
しかし。
「…ふふふ。本当に仕留めましたか?」
「えっ?」
ナジュは不敵に笑って、自分を切りつけた魔法の刃を握り締めた。
「ど、どういうことだ?確実に、致命傷を…」
「いやぁ、痛かったなー。蚊が止まったのかと思いましたよ」
「うぎゃぁぁぁぁ!ば、バケモノ!」
…ごめんな、そいつ不死身なんだわ。
不死身とはいえ、痛覚は普通の人間と変わらないって聞いてたんだけど。
わざと食らってんじゃねーよ。
明らかに、人様をおちょくる為にわざと食らっただろ。
「はぁ…。ナジュ君は、もう…」
それを見た天音が、案の定呆れている。
そして。
「その人はバケモノじゃないよ」
ナジュと天音を守るように、前に出たのは。
さっきまで、猫用おやつに夢中になっていたはずのマシュリだった。
そのマシュリが、賢者の石で作られた指輪を捨て。
力を解放し、ケルベロスの姿に『変化』した。
「本物のバケモノっていうのは、こういうモノのことを言うんだ」
ケルベロスマシュリの、鋭い爪が。
たった一振りで、キルディリア兵を一網打尽に。
おぉ、すげぇ。かっけー。
これが…今のイーニシュフェルト魔導学院の戦力。
聖魔騎士団にだって引けを取らない。
「…これは、俺達の出る幕はないな」
無闇が、俺とルイーシュにそう言った。
奇遇だな、無闇君よ。
俺もそう思っていたところだ。
こいつらだけで、充分強いじゃん。
俺達が、何の為に来たのか分からないじゃないか。
「よしっ!仕留めた!」
キルディリア兵が魔法で作った刃で、ナジュの身体に傷をつけた。
おいおい…。…避けろよ。
しかし。
「…ふふふ。本当に仕留めましたか?」
「えっ?」
ナジュは不敵に笑って、自分を切りつけた魔法の刃を握り締めた。
「ど、どういうことだ?確実に、致命傷を…」
「いやぁ、痛かったなー。蚊が止まったのかと思いましたよ」
「うぎゃぁぁぁぁ!ば、バケモノ!」
…ごめんな、そいつ不死身なんだわ。
不死身とはいえ、痛覚は普通の人間と変わらないって聞いてたんだけど。
わざと食らってんじゃねーよ。
明らかに、人様をおちょくる為にわざと食らっただろ。
「はぁ…。ナジュ君は、もう…」
それを見た天音が、案の定呆れている。
そして。
「その人はバケモノじゃないよ」
ナジュと天音を守るように、前に出たのは。
さっきまで、猫用おやつに夢中になっていたはずのマシュリだった。
そのマシュリが、賢者の石で作られた指輪を捨て。
力を解放し、ケルベロスの姿に『変化』した。
「本物のバケモノっていうのは、こういうモノのことを言うんだ」
ケルベロスマシュリの、鋭い爪が。
たった一振りで、キルディリア兵を一網打尽に。
おぉ、すげぇ。かっけー。
これが…今のイーニシュフェルト魔導学院の戦力。
聖魔騎士団にだって引けを取らない。
「…これは、俺達の出る幕はないな」
無闇が、俺とルイーシュにそう言った。
奇遇だな、無闇君よ。
俺もそう思っていたところだ。
こいつらだけで、充分強いじゃん。
俺達が、何の為に来たのか分からないじゃないか。


