その一方、無自覚リア充の無闇と月読ちゃんは。
「きゃ〜っ!揺れる〜助けて〜っ!」
「お前は浮いてるんだから、関係ないだろう」
月読ちゃんに抱きつかれてるっていうのに、相変わらず顔色一つ変えない無闇。
畜生、見せつけやがってよ。
「…」
思いっきり地面が揺れているのに、マシュリは少しも狼狽えることなく。
片手に食べかけのちゅちゅ〜るを持って、じっと窓の外を見つめていた。
ど…。…どうしたんだ?
「ま…マシュリ、どうした?お前も机の下に隠れ、」
「…始まった…!」
えっ?
同時に、室内の電気が全部、バチンッ、と音を立てて落ちた。
いきなり、部屋の中は真っ暗になった。
何だ、停電か?
地震が起きたんだから、停電するのは驚くべきことじゃない。
だけどこれって、なんかおかし、
「キルディリア魔王国軍だ…!」
窓の外を見つめていたマシュリが、俺達に向かってそう叫んだ。
…まさか。このタイミングで?
「何でっ…これ、地震…!」
「大地魔法ですかね」
ルイーシュの呟きで、俺は全てを理解した。
そうか。この地震は、自然現象じゃない。
大地魔法…。その名の通り、大地を操る魔法によって、人為的に起こされたもの。
恐らくは小規模なものだ。イーニシュフェルト魔導学院の敷地内だけを狙って起こした、魔法による地震。
成程、それなら良かった。
いや良くはないけど、それなら被害に遭ったのは俺達だけで、他のルーデュニア国民の皆さんは無事なんだろ?
それに、学院の敷地内だけとはいえ、さすがにこの規模の揺れを、そう長くは続けられないようで。
次第に、揺れは収まった。
死ぬかと思った…。まだ足元がフラフラする。
みんな、何とか無事に…と、思ったが。
「はぇぁ!?」
窓の外を見て、びっくり仰天。
大勢の「お客様」が、校門や、学院の外と中を隔てる柵を乗り越えて。
ぞろぞろと、こちらに迫ってこようとしているではないか。
いざ突入、と言わんばかりに。
「マジかよ…!本当に来やがった…!」
「うわぁ…。どうせなら、カップ麺を全部食べてから来て欲しかった…」
「言っとる場合か、ルイーシュ!」
迎撃。とにかく迎撃しないと。
突然大地震を起こして、こちらを混乱させる。
そして、その機に乗じて突入する。
なんて狡猾な作戦だ。人様の家を訪ねる時は、アポを取ってから行きなさい、って習わなかったのか?
新手の押し入り強盗かよ。
「この礼儀知らず共。蜂の巣にしてや…」
「ちょっと待って」
魔銃を召喚しようとしたら、令月にそれを止められた。
「は?何で?」
「いーから。しばらく、大人しく見ててよ」
すぐりまで。
「何の為に俺達が、学院中に罠を仕掛けたと思ってんの?…この時の為だよ」
と言って。
すぐりは、目に見えない透明な糸を、軽くちょいっ、と引っ張った。
途端。
こちらに突入しようとしていた、大勢のキルディリア兵達が。
次々に、その場にすってんころりんし始めた。
…は?
「きゃ〜っ!揺れる〜助けて〜っ!」
「お前は浮いてるんだから、関係ないだろう」
月読ちゃんに抱きつかれてるっていうのに、相変わらず顔色一つ変えない無闇。
畜生、見せつけやがってよ。
「…」
思いっきり地面が揺れているのに、マシュリは少しも狼狽えることなく。
片手に食べかけのちゅちゅ〜るを持って、じっと窓の外を見つめていた。
ど…。…どうしたんだ?
「ま…マシュリ、どうした?お前も机の下に隠れ、」
「…始まった…!」
えっ?
同時に、室内の電気が全部、バチンッ、と音を立てて落ちた。
いきなり、部屋の中は真っ暗になった。
何だ、停電か?
地震が起きたんだから、停電するのは驚くべきことじゃない。
だけどこれって、なんかおかし、
「キルディリア魔王国軍だ…!」
窓の外を見つめていたマシュリが、俺達に向かってそう叫んだ。
…まさか。このタイミングで?
「何でっ…これ、地震…!」
「大地魔法ですかね」
ルイーシュの呟きで、俺は全てを理解した。
そうか。この地震は、自然現象じゃない。
大地魔法…。その名の通り、大地を操る魔法によって、人為的に起こされたもの。
恐らくは小規模なものだ。イーニシュフェルト魔導学院の敷地内だけを狙って起こした、魔法による地震。
成程、それなら良かった。
いや良くはないけど、それなら被害に遭ったのは俺達だけで、他のルーデュニア国民の皆さんは無事なんだろ?
それに、学院の敷地内だけとはいえ、さすがにこの規模の揺れを、そう長くは続けられないようで。
次第に、揺れは収まった。
死ぬかと思った…。まだ足元がフラフラする。
みんな、何とか無事に…と、思ったが。
「はぇぁ!?」
窓の外を見て、びっくり仰天。
大勢の「お客様」が、校門や、学院の外と中を隔てる柵を乗り越えて。
ぞろぞろと、こちらに迫ってこようとしているではないか。
いざ突入、と言わんばかりに。
「マジかよ…!本当に来やがった…!」
「うわぁ…。どうせなら、カップ麺を全部食べてから来て欲しかった…」
「言っとる場合か、ルイーシュ!」
迎撃。とにかく迎撃しないと。
突然大地震を起こして、こちらを混乱させる。
そして、その機に乗じて突入する。
なんて狡猾な作戦だ。人様の家を訪ねる時は、アポを取ってから行きなさい、って習わなかったのか?
新手の押し入り強盗かよ。
「この礼儀知らず共。蜂の巣にしてや…」
「ちょっと待って」
魔銃を召喚しようとしたら、令月にそれを止められた。
「は?何で?」
「いーから。しばらく、大人しく見ててよ」
すぐりまで。
「何の為に俺達が、学院中に罠を仕掛けたと思ってんの?…この時の為だよ」
と言って。
すぐりは、目に見えない透明な糸を、軽くちょいっ、と引っ張った。
途端。
こちらに突入しようとしていた、大勢のキルディリア兵達が。
次々に、その場にすってんころりんし始めた。
…は?


