「はい、羽久。どーぞ」
「…どーも…」
シルナは小さめのスプーンと共に、アイスクリームの小皿を差し出してきた。
いや、俺は別に要らないから。と言いたいところだが。
あまりにも良い笑顔で差し出してくるもんだから、嫌とも言えない。
受け取っておく。…一応。
「さぁ食べよう!いただきまー…」
シルナはアイスクリームにスプーンを入れ、口に運ぼうとした。
…その時だった。
突然、足元がミシミシと音を立て。
グラグラッ!と激しく揺れ始めた。
「っ!?」
「ぴぎゃーっ!?」
「シルナ、危ない!」
シルナの真横の大きな本棚が、たくさんの本を撒き散らしながら倒れそうになるのを見て。
俺は、思いっきりシルナを突き飛ばした。
ほぼ同時に、その本棚が目の前に、ぐらりと迫ってくるのが見えた。
「…どーも…」
シルナは小さめのスプーンと共に、アイスクリームの小皿を差し出してきた。
いや、俺は別に要らないから。と言いたいところだが。
あまりにも良い笑顔で差し出してくるもんだから、嫌とも言えない。
受け取っておく。…一応。
「さぁ食べよう!いただきまー…」
シルナはアイスクリームにスプーンを入れ、口に運ぼうとした。
…その時だった。
突然、足元がミシミシと音を立て。
グラグラッ!と激しく揺れ始めた。
「っ!?」
「ぴぎゃーっ!?」
「シルナ、危ない!」
シルナの真横の大きな本棚が、たくさんの本を撒き散らしながら倒れそうになるのを見て。
俺は、思いっきりシルナを突き飛ばした。
ほぼ同時に、その本棚が目の前に、ぐらりと迫ってくるのが見えた。


