ナジュ君の背中に隠れるようにしながら、しばらく待っていると。
ようやく、順番が回ってきた。
「いらっしゃいませー。ご注文をどうぞ」
メルヘンなエプロンをつけた女性店員が、にこにこしながらそう言った。
ど、どうも…。
「ただいま、『冬の濃厚しっとり♡メルヘンフェア』を開催中です」
「へぇー。美味しそうですね」
「ありがとうございます。この、『雪だるまさん、こんにちは♡いちごみるく味』なんて、とてもおすすめですよ」
何?その口にするのも恥ずかしいフレーバー。
「成程、じゃあ彼には、その雪だるまアイスをお願いします」
ナジュ君は、背中に隠れていた僕を指差しながら言った。
えっ、ちょっとナジュ君、何言ってるの。
僕は、普通のバニラ味とか…チョコ味とか。
「かしこまりました!ただいま、プラス100円で雪だるまデコレーションが出来ますが」
「あ、じゃあお願いします」
ちょ、ちょちょちょちょっと。
僕の注文、勝手に決めないで。
「それじゃあ僕は…。…この『妖精さんがつくった濃厚きゃらめるすいーと味」をお願いします」
凄い。あんな恥ずかしい名前のフレーバーを、一切躊躇うこともなく。
「かしこまりました!こちらも雪だるまデコレーションに致しましょうか?」
「もちろんです!お願いします」
とっても良い笑顔。
「かしこまりました!それでは、少々お待ち下さいねー」
「じゃあ天音さん、空いてる席、取っておいてくれませんか」
「あ、う、うん…」
店内で食べるんだね。…勇気あるなぁ。
こうなったら、僕も覚悟を決めて…。
大丈夫だよ。みんなお店の中で食べてるんだから。同じように、メルヘンなアイスクリームを…。
…と、自分にそう言い聞かせていたけれど。
「はいっ、天音さんお待たせしました。アイスが来ましたよ」
「あ、うんありが…。…うわっ…」
届いたアイスクリームを見て、思わず声が出てしまった。
店名のロゴが入った、メルヘンでポップなデザインの紙カップの中に。
鮮やかなピンクと白のコントラストが可愛らしい、大きなアイスクリームが二段、でん、でん、と乗っている。
下の方が大きくて、上はちょっと小振り。
雪だるまだもんね。
上の段…雪だるまの顔の部分には、マーブルチョコの目が二つと、小さなチョコブラウニーで口が一つついていた。
頭には、赤い帽子の形のクッキーが乗っていた。
更に、下の段…雪だるまの身体の部分には、腕の代わりに、ポッキーが2本、左右に刺さっていた。
うわぁ…予想以上に雪だるま…。
ナジュ君のアイスも同様で、違うのは僕のようにピンクじゃなくて、淡いブラウンのアイス。
キャラメルだって言ってたもんね。
「可愛いですね。食べるのが勿体ないです」
「…うん、そうだね…」
シュニィさんの娘さんだったら…きっと喜んでくれただろうに、ねぇ。
でも、アイスは文句なく、充分美味しかったよ。
ようやく、順番が回ってきた。
「いらっしゃいませー。ご注文をどうぞ」
メルヘンなエプロンをつけた女性店員が、にこにこしながらそう言った。
ど、どうも…。
「ただいま、『冬の濃厚しっとり♡メルヘンフェア』を開催中です」
「へぇー。美味しそうですね」
「ありがとうございます。この、『雪だるまさん、こんにちは♡いちごみるく味』なんて、とてもおすすめですよ」
何?その口にするのも恥ずかしいフレーバー。
「成程、じゃあ彼には、その雪だるまアイスをお願いします」
ナジュ君は、背中に隠れていた僕を指差しながら言った。
えっ、ちょっとナジュ君、何言ってるの。
僕は、普通のバニラ味とか…チョコ味とか。
「かしこまりました!ただいま、プラス100円で雪だるまデコレーションが出来ますが」
「あ、じゃあお願いします」
ちょ、ちょちょちょちょっと。
僕の注文、勝手に決めないで。
「それじゃあ僕は…。…この『妖精さんがつくった濃厚きゃらめるすいーと味」をお願いします」
凄い。あんな恥ずかしい名前のフレーバーを、一切躊躇うこともなく。
「かしこまりました!こちらも雪だるまデコレーションに致しましょうか?」
「もちろんです!お願いします」
とっても良い笑顔。
「かしこまりました!それでは、少々お待ち下さいねー」
「じゃあ天音さん、空いてる席、取っておいてくれませんか」
「あ、う、うん…」
店内で食べるんだね。…勇気あるなぁ。
こうなったら、僕も覚悟を決めて…。
大丈夫だよ。みんなお店の中で食べてるんだから。同じように、メルヘンなアイスクリームを…。
…と、自分にそう言い聞かせていたけれど。
「はいっ、天音さんお待たせしました。アイスが来ましたよ」
「あ、うんありが…。…うわっ…」
届いたアイスクリームを見て、思わず声が出てしまった。
店名のロゴが入った、メルヘンでポップなデザインの紙カップの中に。
鮮やかなピンクと白のコントラストが可愛らしい、大きなアイスクリームが二段、でん、でん、と乗っている。
下の方が大きくて、上はちょっと小振り。
雪だるまだもんね。
上の段…雪だるまの顔の部分には、マーブルチョコの目が二つと、小さなチョコブラウニーで口が一つついていた。
頭には、赤い帽子の形のクッキーが乗っていた。
更に、下の段…雪だるまの身体の部分には、腕の代わりに、ポッキーが2本、左右に刺さっていた。
うわぁ…予想以上に雪だるま…。
ナジュ君のアイスも同様で、違うのは僕のようにピンクじゃなくて、淡いブラウンのアイス。
キャラメルだって言ってたもんね。
「可愛いですね。食べるのが勿体ないです」
「…うん、そうだね…」
シュニィさんの娘さんだったら…きっと喜んでくれただろうに、ねぇ。
でも、アイスは文句なく、充分美味しかったよ。


