神殺しのクロノスタシス7〜前編〜

「…そうか…。…よし、分かった」

と、ジュリスが頷いた。

「だったら、俺が…俺とベリクリーデが、お前達を全力でサポートする」

「…良いのか?」

そんなことしたら、ジュリスとベリクリーデまで危険な目に…。

「気にするな。お前らを守ることは、すなわち俺達を守ることにも繋がる。帰ってもらわなきゃ困るんだ」

「ジュリス…」

…ありがとう。

地獄に仏とは、まさにこのことだ。

「でも…ジュリス、ここからどうやって…」

「俺達がさっき、通ってきた隠し通路を使おう」

隠し通路?

…そういえば…改めて考えてみると。

「ジュリス…お前達、一体どうやって、この王宮に忍び込んだんだ…?」

「え?あー…。それは…」

この二人がここに辿り着くまでに、色々なドラマがあったことを、俺はまだ知らない。