考えるも何も、俺の中ではとっくに答えが出てるんだけどな。
「何度も言ってるだろ。どんなに誘われても、俺がルーデュニア聖王国を裏切ることは有り得ない」
「…。…シルナ様も、同じ意見ですか?」
「そうだね」
シルナも即答した。
当たり前だ。他の選択肢があるものか。
それなのに今、俺達がまだ、この国にいるのは。
イシュメル女王がルーデュニア聖王国に拳銃の銃口を向けて、構えているからだ。
俺達が断れば、今度はルーデュニア聖王国に戦争を仕掛ける。
その脅しのせいで、俺達は国に帰れない。
「いい加減、諦めてくれ」
何ヶ月、何年、俺達をこの国に引き留めようとも。
決して、ルーデュニア聖王国に背を向けることはしない。
「俺達は戦争に賛同なんかしない。この国に移り住むこともない」
「ならば、どうすれば移住してくださるのですか?」
「どうやったって無理だ」
何を与えられても、何を奪われたとしても。
非魔導師を差別し、同じ人間なのに平気で迫害する。
そんな国に移り住むなんて、冗談じゃない。
「俺は、魔導師もそうじゃない人も、互いに手を携えて、助け合っていける国で暮らしたい」
勿論、シルナや、仲間達も一緒に。
それが俺の理想だ。
この国で、どんなに特権階級になったって。
こんな居心地の悪い国で億万長者になったって、何が嬉しいものか。
だったら、ホームレスになって諸国を放浪する方がまだマシだ。
「どうあっても、受け入れてもらえませんか」
「あぁ。嫌だね」
「…そうですか」
まだ強情を張るのか、とばかりに小さく溜め息をつくシディ・サクメ。
強情で悪かったな。
「どうだ。諦めて、俺達を返してくれる気になったか?」
「いいえ、そのような指示は受けておりません」
あっそ。
そっちも負けないくらい強情じゃないか。良い勝負だな。
「返事は急ぎません。ゆっくり考えてください」
「もう、充分考えたっての」
どれだけ考えても、答えが変わることはない。
…しかし。
「…イシュメル女王陛下は、はいつでも、ルーデュニア聖王国と戦争をする用意があります」
「っ…!」
「そこのところも、忘れずに考慮してください」
銃口を突きつけていることを忘れるな、と。
シディ・サクメは、そう釘を刺してきた。
…畜生。…分かってるっての。
「何度も言ってるだろ。どんなに誘われても、俺がルーデュニア聖王国を裏切ることは有り得ない」
「…。…シルナ様も、同じ意見ですか?」
「そうだね」
シルナも即答した。
当たり前だ。他の選択肢があるものか。
それなのに今、俺達がまだ、この国にいるのは。
イシュメル女王がルーデュニア聖王国に拳銃の銃口を向けて、構えているからだ。
俺達が断れば、今度はルーデュニア聖王国に戦争を仕掛ける。
その脅しのせいで、俺達は国に帰れない。
「いい加減、諦めてくれ」
何ヶ月、何年、俺達をこの国に引き留めようとも。
決して、ルーデュニア聖王国に背を向けることはしない。
「俺達は戦争に賛同なんかしない。この国に移り住むこともない」
「ならば、どうすれば移住してくださるのですか?」
「どうやったって無理だ」
何を与えられても、何を奪われたとしても。
非魔導師を差別し、同じ人間なのに平気で迫害する。
そんな国に移り住むなんて、冗談じゃない。
「俺は、魔導師もそうじゃない人も、互いに手を携えて、助け合っていける国で暮らしたい」
勿論、シルナや、仲間達も一緒に。
それが俺の理想だ。
この国で、どんなに特権階級になったって。
こんな居心地の悪い国で億万長者になったって、何が嬉しいものか。
だったら、ホームレスになって諸国を放浪する方がまだマシだ。
「どうあっても、受け入れてもらえませんか」
「あぁ。嫌だね」
「…そうですか」
まだ強情を張るのか、とばかりに小さく溜め息をつくシディ・サクメ。
強情で悪かったな。
「どうだ。諦めて、俺達を返してくれる気になったか?」
「いいえ、そのような指示は受けておりません」
あっそ。
そっちも負けないくらい強情じゃないか。良い勝負だな。
「返事は急ぎません。ゆっくり考えてください」
「もう、充分考えたっての」
どれだけ考えても、答えが変わることはない。
…しかし。
「…イシュメル女王陛下は、はいつでも、ルーデュニア聖王国と戦争をする用意があります」
「っ…!」
「そこのところも、忘れずに考慮してください」
銃口を突きつけていることを忘れるな、と。
シディ・サクメは、そう釘を刺してきた。
…畜生。…分かってるっての。


