「…」
あんまりびっくりして、俺は固まってしまった。
そこには、二人の人物の写真が。
シルナ・エインリーだ。
シルナ・エインリーと、羽久・グラスフィアの写真。
二人が、何やら学校の中を視察(?)しているような写真。
何でこの二人の写真が、キルディリア魔王国の新聞に載ってるんだ?
おまけに、驚いたのはそれだけじゃない。
その新聞記事の見出し。
『イーニシュフェルトの聖賢者 キルディリアに亡命』と、太字で記されていた。
二度びっくり。
「…これ、どういうことだよ…!?」
あまりにも意味が分からなくて、俺は思わず新聞を握る手に力が入った。
しまった。新聞がぐちゃぐちゃに。
「分からない…。でも、この二人…」
「俺達の知ってる…シルナ・エインリーと羽久・グラスフィアだよな?」
「うん…。そう書いてあるね」
俺よりもベリーシュの方が、ずっと冷静である。
「キルディリアに…亡命?あいつら、何で…!?」
ルーデュニア聖王国を見限ったのか?
それに、守るべきイーニシュフェルト魔導学院さえ捨てて、キルディリア魔王国に鞍替えしたと?
どうして。あいつらに限って、そんなことが。
俺は思わず狼狽えてしまったが、ベリーシュは。
「落ち着いて、ジュリス」
「あ、お、おぉ…」
ごめん。つい取り乱して。
「まだ事情が分からないのに、早合点するのは良くないよ」
「そ…そうだな、ごめん…」
まずは、この新聞記事をちゃんと読んでみよう。
…その記事によると。
シルナ・エインリーと羽久・グラスフィアは、この度のキルディリア魔王国VSアーリヤット皇国との戦争に強く賛同。
共に反魔導師国家のアーリヤット皇国を打ち倒そうと、共闘する為にキルディリア魔王国にやって来たと。
そして、キルディリア魔王国の女王イシュメル女王は、二人を歓迎し。
キルディリア魔王国の上級魔導師として、二人を受け入れることを決めたという。
亡命と言うより、それはただの移住だな。
で、この新聞記事に載っている写真は。
シルナ・エインリーと羽久・グラスフィアが、キルディリア魔王国1の国立魔導師学校を視察に訪れた時の写真…らしい。
俺は、まじまじとその写真を見つめた。
…これ、本物なんだろうか?
カラー写真だったら、もっと分かりやすかったんだろうが…。
でも見たところ、間違いなくあの二人の顔のように見える。
合成した…とかじゃないよな?
キルディリアならやりかねん、と思わせてくるのが怖いな。
「この新聞記事が真実なら…あの二人は今、キルディリア魔王国に居る、ってことになるな」
「そうなるね」
「…だけど、この記事はどう考えても嘘っぱちだろ」
「私もそう思う」
…だよな?
あんまりびっくりして、俺は固まってしまった。
そこには、二人の人物の写真が。
シルナ・エインリーだ。
シルナ・エインリーと、羽久・グラスフィアの写真。
二人が、何やら学校の中を視察(?)しているような写真。
何でこの二人の写真が、キルディリア魔王国の新聞に載ってるんだ?
おまけに、驚いたのはそれだけじゃない。
その新聞記事の見出し。
『イーニシュフェルトの聖賢者 キルディリアに亡命』と、太字で記されていた。
二度びっくり。
「…これ、どういうことだよ…!?」
あまりにも意味が分からなくて、俺は思わず新聞を握る手に力が入った。
しまった。新聞がぐちゃぐちゃに。
「分からない…。でも、この二人…」
「俺達の知ってる…シルナ・エインリーと羽久・グラスフィアだよな?」
「うん…。そう書いてあるね」
俺よりもベリーシュの方が、ずっと冷静である。
「キルディリアに…亡命?あいつら、何で…!?」
ルーデュニア聖王国を見限ったのか?
それに、守るべきイーニシュフェルト魔導学院さえ捨てて、キルディリア魔王国に鞍替えしたと?
どうして。あいつらに限って、そんなことが。
俺は思わず狼狽えてしまったが、ベリーシュは。
「落ち着いて、ジュリス」
「あ、お、おぉ…」
ごめん。つい取り乱して。
「まだ事情が分からないのに、早合点するのは良くないよ」
「そ…そうだな、ごめん…」
まずは、この新聞記事をちゃんと読んでみよう。
…その記事によると。
シルナ・エインリーと羽久・グラスフィアは、この度のキルディリア魔王国VSアーリヤット皇国との戦争に強く賛同。
共に反魔導師国家のアーリヤット皇国を打ち倒そうと、共闘する為にキルディリア魔王国にやって来たと。
そして、キルディリア魔王国の女王イシュメル女王は、二人を歓迎し。
キルディリア魔王国の上級魔導師として、二人を受け入れることを決めたという。
亡命と言うより、それはただの移住だな。
で、この新聞記事に載っている写真は。
シルナ・エインリーと羽久・グラスフィアが、キルディリア魔王国1の国立魔導師学校を視察に訪れた時の写真…らしい。
俺は、まじまじとその写真を見つめた。
…これ、本物なんだろうか?
カラー写真だったら、もっと分かりやすかったんだろうが…。
でも見たところ、間違いなくあの二人の顔のように見える。
合成した…とかじゃないよな?
キルディリアならやりかねん、と思わせてくるのが怖いな。
「この新聞記事が真実なら…あの二人は今、キルディリア魔王国に居る、ってことになるな」
「そうなるね」
「…だけど、この記事はどう考えても嘘っぱちだろ」
「私もそう思う」
…だよな?


