駅に辿り着いた俺達は、王都ファニレスに行く為に、列車の切符を購入しようとしたのだが…。
「…はぁっ!?そりゃどういうことだよ…!?」
切符代を払って、渡された切符には、大きく数字のスタンプが押されていた。
俺は2、そしてベリーシュのは3。
これは何なのかと聞いたところ、とんでもない返事を聞かされた。
なんと、キルディリア魔王国の列車は、大昔の列車みたいに、1等車、2等車、3等車に分かれており。
青カードであるベリーシュは3等車に、オレンジカードである俺は2等車に乗るよう命じられたのだ。
そのことに、俺は怒りを爆発させていた。
おまけにその3等車と来たら、さすがに無蓋列車ではなかったものの。
座席は固く、しかも少なくて、人がすし詰め状態。
ほとんど立ちっぱなしで、王都まで列車に揺られてなければならないのだ。
それなのに、2等車は広々としていて、座席もたくさんあって、楽に座れる。
この扱いの差は何だよ。有り得ないだろ。
昨日のホテルの一件も相まって、余計に腹が立っていた。
こんなところまで差別するつもりなのか、と。
しかし、駅員は俺が何を怒っているのか、さっぱり分からないらしかった。
挙げ句、何を勘違いしたのか、
「大丈夫ですよ、お客様のオレンジ色の証明書なら、2等車に乗れますから」
などと、安心させるように言ってくる始末。
ちげーよ。そういうことを言ってるんじゃねぇ。
「俺も、ベリーシュも外国人なんだぞ。一緒に来た仲間なんだ。なのに何で3等車に…!」
「だって、あちらのお客様は『青カード』…非魔導師なんでしょう?」
半笑いで、駅員は小馬鹿にするように言った。
「青カード持ちは3等車に乗る決まりですから。外国人だろうと関係ありません」
「だったら…!俺も3等車に乗る。それなら良いだろ?」
「いえ、それは出来ません」
何でだよ。
非魔導師が2等車や1等車に乗れない、というだけではなく。
逆に魔導師も、3等車に乗ってはいけないとでも言うのか。
「切符に記載された場所に乗ってください。でないと、乗車を拒否されますよ」
「っ…!」
文句があるなら乗るな、とでも?
すると。
「…ジュリス、少し冷静になって」
ベリーシュが、俺の服の袖を引っ張って言った。
「良いよ。私、3等車に乗るから。ジュリスは2等車に乗って」
「ベリーシュ…でも」
「王都に行く為に必要なことだよ」
「…」
…お前、何でそんなに物分かりが良いんだ。
自分が酷い差別を受けてるっていうのに…。
「私は大丈夫だから。王都に着いたら会おう」
「…ベリーシュ…」
昨日、ベリクリーデも同じこと言ってたな。
私は良いから、大丈夫だから…って。
…本当は、大丈夫じゃない癖に。
「…はぁっ!?そりゃどういうことだよ…!?」
切符代を払って、渡された切符には、大きく数字のスタンプが押されていた。
俺は2、そしてベリーシュのは3。
これは何なのかと聞いたところ、とんでもない返事を聞かされた。
なんと、キルディリア魔王国の列車は、大昔の列車みたいに、1等車、2等車、3等車に分かれており。
青カードであるベリーシュは3等車に、オレンジカードである俺は2等車に乗るよう命じられたのだ。
そのことに、俺は怒りを爆発させていた。
おまけにその3等車と来たら、さすがに無蓋列車ではなかったものの。
座席は固く、しかも少なくて、人がすし詰め状態。
ほとんど立ちっぱなしで、王都まで列車に揺られてなければならないのだ。
それなのに、2等車は広々としていて、座席もたくさんあって、楽に座れる。
この扱いの差は何だよ。有り得ないだろ。
昨日のホテルの一件も相まって、余計に腹が立っていた。
こんなところまで差別するつもりなのか、と。
しかし、駅員は俺が何を怒っているのか、さっぱり分からないらしかった。
挙げ句、何を勘違いしたのか、
「大丈夫ですよ、お客様のオレンジ色の証明書なら、2等車に乗れますから」
などと、安心させるように言ってくる始末。
ちげーよ。そういうことを言ってるんじゃねぇ。
「俺も、ベリーシュも外国人なんだぞ。一緒に来た仲間なんだ。なのに何で3等車に…!」
「だって、あちらのお客様は『青カード』…非魔導師なんでしょう?」
半笑いで、駅員は小馬鹿にするように言った。
「青カード持ちは3等車に乗る決まりですから。外国人だろうと関係ありません」
「だったら…!俺も3等車に乗る。それなら良いだろ?」
「いえ、それは出来ません」
何でだよ。
非魔導師が2等車や1等車に乗れない、というだけではなく。
逆に魔導師も、3等車に乗ってはいけないとでも言うのか。
「切符に記載された場所に乗ってください。でないと、乗車を拒否されますよ」
「っ…!」
文句があるなら乗るな、とでも?
すると。
「…ジュリス、少し冷静になって」
ベリーシュが、俺の服の袖を引っ張って言った。
「良いよ。私、3等車に乗るから。ジュリスは2等車に乗って」
「ベリーシュ…でも」
「王都に行く為に必要なことだよ」
「…」
…お前、何でそんなに物分かりが良いんだ。
自分が酷い差別を受けてるっていうのに…。
「私は大丈夫だから。王都に着いたら会おう」
「…ベリーシュ…」
昨日、ベリクリーデも同じこと言ってたな。
私は良いから、大丈夫だから…って。
…本当は、大丈夫じゃない癖に。


