それよりも。
「ベリーシュ、お前は大丈夫なのか?」
「え?」
お前も昨日からずっと、ベリクリーデと同じものを見て、同じものを聞いていたんだろう。
ってことは、ベリクリーデと同じように…ベリーシュも、少なからぬダメージを負っているのでは?
「お前も無理するなよ。疲れてないか?」
「私は平気だよ」
強がりやがって。
ベリーシュは、ある意味でベリクリーデ以上に、自分の弱みを見せないからな。
「それよりも、ジュリス」
「それよりって何だよ」
今、お前の体調以上に大切なことが他にあるか?
「もう一つ、私、君に謝らなきゃいけない」
「何を?」
「私はベリクリーデと違って、クロティルダの気配を探すことが出来ないんだ」
…え?
「ベリクリーデは、朧気にクロティルダの気配を感じ取ってたみたいだけど…」
「…あー…」
そういや俺達、クロティルダを探す為に、遥々この島国までやって来たんだっけ…。
肝心なことを、危うく忘れてしまうところだった。
「私は、ベリクリーデほど感覚が鋭くないから…。…ごめん」
「いや、お前は何も悪くないから。…つーか、俺も分かんねぇし」
分からないのが当たり前なんだよ。ベリクリーデが鋭過ぎるだけで。
今のベリクリーデを無理矢理起こして、クロティルダを探せと言うのも無理な話だし。
俺達が今、出来ることをするしかあるまい。
「とりあえず…ファニレスを目指そうぜ」
「ファニレス…。…王都だよね?」
「あぁ」
さすがベリーシュ。よく知ってるな。
人が集まる王都に行けば、何か情報を得られるかもしれない。
…それに、この忌まわしい港町からさっさと離れたい、という気持ちもあった。
「分かった。王都に行くには…」
「列車だな。よし、駅に行こう」
「うん」
…この後。
俺達にとんでもない事態が待ち受けている。
「ベリーシュ、お前は大丈夫なのか?」
「え?」
お前も昨日からずっと、ベリクリーデと同じものを見て、同じものを聞いていたんだろう。
ってことは、ベリクリーデと同じように…ベリーシュも、少なからぬダメージを負っているのでは?
「お前も無理するなよ。疲れてないか?」
「私は平気だよ」
強がりやがって。
ベリーシュは、ある意味でベリクリーデ以上に、自分の弱みを見せないからな。
「それよりも、ジュリス」
「それよりって何だよ」
今、お前の体調以上に大切なことが他にあるか?
「もう一つ、私、君に謝らなきゃいけない」
「何を?」
「私はベリクリーデと違って、クロティルダの気配を探すことが出来ないんだ」
…え?
「ベリクリーデは、朧気にクロティルダの気配を感じ取ってたみたいだけど…」
「…あー…」
そういや俺達、クロティルダを探す為に、遥々この島国までやって来たんだっけ…。
肝心なことを、危うく忘れてしまうところだった。
「私は、ベリクリーデほど感覚が鋭くないから…。…ごめん」
「いや、お前は何も悪くないから。…つーか、俺も分かんねぇし」
分からないのが当たり前なんだよ。ベリクリーデが鋭過ぎるだけで。
今のベリクリーデを無理矢理起こして、クロティルダを探せと言うのも無理な話だし。
俺達が今、出来ることをするしかあるまい。
「とりあえず…ファニレスを目指そうぜ」
「ファニレス…。…王都だよね?」
「あぁ」
さすがベリーシュ。よく知ってるな。
人が集まる王都に行けば、何か情報を得られるかもしれない。
…それに、この忌まわしい港町からさっさと離れたい、という気持ちもあった。
「分かった。王都に行くには…」
「列車だな。よし、駅に行こう」
「うん」
…この後。
俺達にとんでもない事態が待ち受けている。


