危険な思いをした訳じゃなかったと聞いて、少し安心したが。
…でも…。
「それなら…何で、こんなに遅くなったんだ?何があった?…それに、キルディリア魔王国の新しい学校って、どんなだったんだ?」
俺は、シルナのいない二週間の間に聞きたかったことを、すべて。
畳み掛けるようにして、シルナを問い詰めた。
「お、落ち着いて羽久。一個ずつ話すから」
「お…。おぉ、ごめん…」
つい。食い気味になってしまった。
…駄目だな。俺も、少し冷静にならないと。
ふぅ、と一つ息を吐いてから。
「…聞かせてくれるか?シルナ。キルディリアで何があったのか」
「うん…。…実は…その、キルディリア魔王国が新しく作った学校っていうのが…」
その学校を見る為に行ったんだよな?
「どうだった?」
「…イーニシュフェルト魔導学院と、同じだったんだ」
「…えっ」
俺は、思わずぽかんとしてしまった。
…それは予想外だった。
「同じって…。どういう意味だよ?」
「校舎の大きさも、外装も、教室の数や、予定されているカリキュラムに至るまで…イーニシュフェルト魔導学院と、まったく同じだったんだよ」
「…!」
あの時の衝撃は、未だに忘れられない。
…そして、今。
長い時を経て、同じ話を聞かされた現在の仲間達も、また。
当時の俺と同じように、強い衝撃を受けているようだった。
…でも…。
「それなら…何で、こんなに遅くなったんだ?何があった?…それに、キルディリア魔王国の新しい学校って、どんなだったんだ?」
俺は、シルナのいない二週間の間に聞きたかったことを、すべて。
畳み掛けるようにして、シルナを問い詰めた。
「お、落ち着いて羽久。一個ずつ話すから」
「お…。おぉ、ごめん…」
つい。食い気味になってしまった。
…駄目だな。俺も、少し冷静にならないと。
ふぅ、と一つ息を吐いてから。
「…聞かせてくれるか?シルナ。キルディリアで何があったのか」
「うん…。…実は…その、キルディリア魔王国が新しく作った学校っていうのが…」
その学校を見る為に行ったんだよな?
「どうだった?」
「…イーニシュフェルト魔導学院と、同じだったんだ」
「…えっ」
俺は、思わずぽかんとしてしまった。
…それは予想外だった。
「同じって…。どういう意味だよ?」
「校舎の大きさも、外装も、教室の数や、予定されているカリキュラムに至るまで…イーニシュフェルト魔導学院と、まったく同じだったんだよ」
「…!」
あの時の衝撃は、未だに忘れられない。
…そして、今。
長い時を経て、同じ話を聞かされた現在の仲間達も、また。
当時の俺と同じように、強い衝撃を受けているようだった。


