神殺しのクロノスタシス7〜前編〜

納得が行かなくて、しばし悶々としていたが。

職員を怒鳴りつけたってしょうがないし。

それに今は、ベリクリーデを休ませる為にも、まずはホテルを探すべきだ。

早く部屋に入って、ゆっくりさせてやろう。

「…よし。職員への文句は、帰りの時にしよう」

それまで勘弁しておいてやるよ。感謝しろ。

「…?文句?」

「良いから、こっちの話だ。…それより、ホテルを探しに行こう」

「うん」 

ここは、国境検問所近くの港町。

旅行客の為のホテルくらい、いくらでもあるだろうと思っていた。

…しかし、それは大きな間違いだった。