神殺しのクロノスタシス7〜前編〜

俺はシュニィを呼び止めて、必死に弁解した。

違うんだ何もない、これには事情があるんだ、分かってくれ、と。

シュニィはシュニィで、「私の方こそすみません、お二人の時間を邪魔してしまって」とか、見当違いな謝罪を繰り返していたが。

半泣きで説得すること、およそ15分。

シュニィは、ようやく理解してくれた。

「そうですか。すみません、変な誤解をしてしまって…」

「…まったくだよ」

「そうですよね。いくらお二人の仲が良いからって…さすがに昼間から、というのはちょっと早いですもんね」

「…」

なぁ、シュニィ。

お前、やっぱりまだ誤解したままなんじゃないか?

「…?昼間?昼間だったら何が早いの?」

きょとん、と首を傾げるベリクリーデ。

お前は知らなくて良いことだよ。

…あぁ、もう良い。勝手にしてくれ。

説明するのが面倒になってきた。

…それよりも、丁度良い。シュニィに伝えておかないとな。

「…悪いんだが、シュニィ。ちょっと…」

「はい」

「俺達、ちょっとこれから、キルディリア魔王国に行ってくるよ」

「…はい?」

これにはさすがのシュニィも、目を真ん丸にしてびっくりしていた。

ごめんな。…急に決まったんだよ。