モデルなんてできません

ところで、一番大事な問題が何も解決していないことに気付く
「ところで京介くん、一緒に住むとはどういうことでしょう?」
私は怒ったように、だけど半ば呆れたように言ってみた

「そのまんまの意味だよ。俺は夏樹と離れていたくないし、一緒に暮らした方が夏樹も小説に集中できると思うんだ。夏樹は嫌なの?俺と暮らすの?」

相変わらずの強引さ 
しかも可愛く言われちゃうと私が断れないことを知っている

「嫌とかではないけど、実家に連れてくる前に言って欲しかったよ。そんなに急に言われてもすぐに決められないよ。少し考えさせてほしい、、」
私は正直な気持ちを言ってみた

一緒に暮らすのは容易いものではない
お互いの嫌なところも見えてくるし、自分の時間も持てなくなる
何より京介くんのお父さんだって反対してるし、、
私はすぐには決められない胸の内を正直に話した

「いきなり実家に連れてきた事は謝るけど、こうでもしないと俺一人じゃ実家に帰れなかったんだ。父親は相変わらずだったけど、自分の気持ちは言えたし。ちょっとスッキリした。一緒に暮らす話しは急がなくていいよ。よく考えて決めて」
‘いい返事待ってる‘と付け加えた

‘うん、、分かった‘
そっか、京介くんは実家に帰るきっかけがほしかったんだ
それなら私も少しは役に立てたかも
でも一緒に暮らすのどうしよう? 
私は京介くんの提案にまた悩んでしまうのだった