モデルなんてできません

そんな話をしていると、「お客様、こんなニットはいかがでしょう?」
店員さんが高級そうな素敵な白いニットセーターを持ってきてくれた
「これならお客様の今のお召し物にも合うと思います」

すてき〜。こんなの着てみたい。私の目は思わずハートでキラキラになってしまった

「いいじゃない。これに決めたわ」と言った和歌さんは、手慣れたようにプラチナカードのキャッシュで払い始めた

プ、プラチナカード!?

‘私こんなのもらえません‘と私は全力で遠慮したけど、‘これは京介からあなたへのプレゼントよ。素直にもらっときなさい。‘と和歌さんから耳打ちして言われたので、私は申し訳なくもらうことにした