モデルなんてできません

「完成」‘どう?こんな感じで?‘
と和歌さんは自信満々

す、凄い
まるで自分じゃないみたいだ
恐るべし、プロの腕

「凄いです。自分じゃないみたいです」
‘さすが和歌さん‘と私が思わず口に出すと、和歌さんは‘そうでしょ〜‘と得意そうに笑った

最後はその服ね‘と和歌さんはルンルンだ

本当に人生は分からない
京介くんと出会ってから、まるで毎日が奇跡みたいだ
本当にミラクルだらけで今自分に起きている事実にもついていけないくらいだ

その後私は、最後の変身である服を選ぶ事になった