モデルなんてできません

「えっ!京介くん?」
と呼び止めてはみたけれど、時すでに遅し、京介くんは行ってしまった

宜しくって何?
京介くんに置いて行かれた私はポツンとその場に立ち尽くし放心状態

そんな私の姿を見て、‘あははは‘と笑う凄く綺麗な女の人
「京介らしい!何も言わずに女の子置いて行っちゃうなんて。私は和歌って言うの。このサロンのオーナーをやってます。今日は京介に変身させて欲しい子がいるとの要望を受けて、あなたを任されました。今日は1日宜しくね。」

宜しくね。って私の変身てなんですか?
いきなり連れてこられて変身とかパニックなんですけど??
「む、無理です。私が変身なんて、、」
驚きすぎた私が発した第一声は‘無理です‘だった

「どうして?そんなに可愛いのに?」
綺麗な女の人和歌さんは‘そうね〜?あなたならこれが似合いそう‘とかなんとか言って、もう私を変身させる気満々だ

「どうして無理だと思うの?」
と和歌さんは不思議そうに聞く 

「だって、私こんな華やかな世界で生きてきた事ないんです。こんなお洒落なサロン私には似合いません」
私は自信なさそうに下を向いて言った