モデルなんてできません

‘とりあえず連絡先教えて‘と言われ、私達は連絡先を交換した

交換してキラキラ男子佐久屋京介は26歳で私よりも9才も年下だということが発覚した
若いと思ってけど、9才年下ってちょっとずれてたら犯罪だなと、、少し頭をよぎったけど、あまり考えないように年の差9才という事実に蓋をした

人生はわからないものだ
まさか私がま9才も年下のキラキラ男子と知り合うとは?

久美ちゃんに報告したら、‘キャーそんなドラマな展開本当にあるんですね‘と興奮した内容のLINEが返ってきた
‘お幸せに‘とハートスタンプが送られてきたので、‘ただ連絡先を交換しただけだよ‘と言って遠慮がちに返してみた
でも本当は、少しはありえないロマンスを予想していないわけじゃなかった

私達は毎日のように連絡を重ねた

カメラマンアシスタントの彼は、私とは違い、就業時間が不規則だった
休みの日もまちまちで、忙しいと1週間に1日も休みがない日もあるらしい?
‘この働き方改革の時代にブラックだね‘と私が言うと、‘ほんとだね‘と彼は笑った
‘今度スタジオに来てくれれば会えるのに‘と彼は言ったが、‘いいです。いいです。スタジオとか無理なんで‘と暫くは遠慮した
本当は会うのも少し避けていた 
あんなキラキラした若い男子と会って何を話せば良いのか分からなかったからだ
‘じゃあ今度俺に個人的に写真を撮らせてよ。それでもダメ?‘とLINEがきたので、私は少し迷ったが、‘じゃあ今度暇でもあれば‘と意を決して送ってみた
私がドキドキしていたら、‘OK!じゃあ今度土日で休みが合いそうな日に連絡するね‘とキラキラLINEが送られてきた

‘どうしよう?これは俗にいう初デート?というやつになるのかな?‘
いやいや違う。私が9才も年下のキラキラ男子とデートとかありえないし

私は必死にデート説を打ち消し、会う時は何着たらいいんだろうと胸を弾ませた