モデルなんてできません

ピピピピ
朝7時のアラームで目を覚ます

‘もう朝か‘
私は昨日の服のままの自分の重い体をやっと起こした

‘バイト行かなきゃ‘

さっとシャワーを浴びて、冷蔵庫の残り物でお昼のお弁当を作る

朝ごはんも簡単にすませ、私は自宅を後にした



..........



私のバイト先の食品会社は職員数25名程度の小さな会社だ

バイトやパートの人が殆どで、正規雇用は社長、課長、工場長、事務長を除いて5人程しかいない

私がこの会社で、フルタイムで働いている

だからバイトだけど保険にも入れる

この会社を選んだ理由は、休みが取りやすいからと、社風が緩くて、8時から19時までのフレックス制でいいからだ
後は小説家と掛け持ちOKなバイトであることもこの職場の魅力だ


「夏樹さんおはよう」
出勤した私にパートでバツイチ子持ちの久美ちゃんが話しかけてきた