モデルなんてできません

ある日、道の真ん中で困っているおばあさんがいた
‘あっ危ない‘
誰もが思ったその瞬間  
「大丈夫ですか?」
真っ先に駆け寄って助けていたのが夏樹だった  
‘あっあの子だ。あんな子いるんだな‘
初めて自分から興味を持った気がした 

立ち寄った洋服屋で偶然あの子を見かけた
ていうか取り留めて凄い綺麗なわけじゃないけど、
見た目も普通
スタイルも悪くない
損してるのは単にその眼鏡
気づくと言葉に出して俺は言っていたらしい

夏樹が俺に気づく
逃げるように出て行こうとしたから、咄嗟に声をかけていた
‘ちょっと待って‘
明らかに不審がられている
‘ちょっと待ってちょっと待って‘
ていうか何で俺がこんなに必死⁈

連絡先を渡しても1週間何の連絡もない
これじゃ俺が待ってるみたいだ