モデルなんてできません

一通り見て回った私
結局日本語ツアーガイドの人が一通り街並みを案内してくれた
良かった
今は何でもあるんだなと感謝したい気持ちになった

‘まだ時間がある‘
私は景色を眺めて時間を潰すことにした

‘キレイ。涙出そう‘

京介くんが昔見た景色はこんな景色だったんだなと感慨深く見つめる私
‘京介くんに会いたいな〜‘
思わず口に出していた

‘一年半も放っておくってどうなの〜?‘
‘私の事もう忘れちゃったの〜?‘
叫んでみて一人虚しい、、

すると、、?
「モンサンミッシェルで叫んでる人いないよ?」
ん?聞き覚えのある声で振り返る
そこにはいるはずのない京介くんが立っていた
「えっ!」
びっくりしすぎて心臓が止まりそうな私
「え〜?何で?何でいるの?
ていうか幻?京介くんに会いたすぎて私ついに幻見えちゃった?」
信じられなすぎて終いには現実逃避が始まる私
「いや。幻じゃないから。実物です」
それは紛れもなく本物の京介くんだった
「ていうか何でここにいるの?」
そうだ、だって京介くんはアメリカにいたはず
「2日前に日本に帰国したの。夏樹に会いに行ったら今フランスに行ってるって聞いて、俺も追いかけてきたの」
はあ、2日前に帰国、、
まだあまり色んなことが繋がってない私
「ていうかよく私がここにいるって分かったね?フランス広いのに?」 
考えれば考えるほど、私達が出会えた確率は0に等しい気がしてならない
出会えたのは本当に奇跡的だなと思う
「俺は夏樹ならどこにいても見つけられるから」
どこからその自信がくるのか自信満々な京介くん
「全然帰ってこないから、金髪美女と一緒になって私はもう忘れられたのかと思ってた」
つい本音が出てしまった
「俺の事信じてなさすぎじゃない?待っててって言ったでしょ?」
「私が待ってなかったらどうするつもりだったの?」
「夏樹が俺の事待ってないわけがないし」
やっぱり凄い自信だ
「夏樹俺と結婚して?」
そう言って京介くんは私に指輪を差し出した  
「これは夢かな?フランスに来たら京介くんに会えてプロポーズとか?」
指輪を私の指にはめる京介くん
「夢じゃないよ。これは現実」
そう言って私を抱き上げた
「これからも俺だけの専属モデルでいてください」
「はい。私でよければ」
私は笑って答えた

それから私達はキスをした