私はゆうくんにとって、或いは世間的にも頼りにならない人間だと分かっている。
しかも未だに成人せずとも高校生にもなって、ストーカーまがいのことをするなんて、普通じゃない。
普通のことなんて2人の、関係で何一つあり得ない。でも、普通の感情は生まれる。それは、私はゆうくんに恋をしたくなることで、ゆうくんは興味を無くすことだった。
メンヘラにはなりたくないから、せめてもの努力はしよう。私は、ゆうくんを、ではなく、ゆうくんは、を主体にするよう心がける。できないけど。いつか報われるんじゃないかなと思う私はアホだね。
「…おはよう」
寝室をちょっとだけ、覗いて声を掛けたけど、まだ熱があるようで、ゆうくんは寝ていた。
ベランダに出ると、寒いなぁと声が出た。
でも、今日は結構いい天気だ。
そういえばゆうくんはこの天気が好きか知らないんだよね
晴れた雨、曇りどれが好きなのかな?
洗濯物を干し、ハンガーを整理しながら考える。
ゆうくんは、無気力そうだから、真夏のギラギラした快晴は苦手な気がする。
かといって、凍てつく寒さの曇天に気持ちが昂る姿は見たことないし。
まぁ、春か秋のほどほどの晴れがいいだろうな。
消防士だがら、秋とか冬は空気が乾燥して火災が増えると仕事も増えるから、やっぱり好きでいったら春かな。
じゃあ、春は花粉があっても好きなのか、と言われるとなぁ。私は花粉があるから、春は好きだけど、ちょっとつらい。でもゆうくんはいろいろ鈍感で、花粉も反応しにくいから、春は過ごしやすそう。
最後の一枚を引っ掛け終えて、部屋に戻って、観葉植物の枯葉を取る。
いや、ゆうくんは鈍感だから、全ての季節に不満も快適もなさそうだな。
何も考えてなさそう。
いちいち春夏秋冬朝昼晩雨天晴天の好みを考える方が敏感すぎなのかもなぁ。
私はゆうくんがいる季節が一番好き。つまり全て好き。
だから、ゆうくんとお揃いかな。
キッチンでお湯を沸かしていて、タイマーが鳴ったのでスリッパを履いて向かった。
病人に優しい飲み物、蜂蜜入りジンジャーティーを冷ましながら、寝室を覗くと、ゆうくんは身体を起こしていた。
「おはよう、ゆうくん、飲み物は冷たいのと、温かいの、どっちがいい?」
しかも未だに成人せずとも高校生にもなって、ストーカーまがいのことをするなんて、普通じゃない。
普通のことなんて2人の、関係で何一つあり得ない。でも、普通の感情は生まれる。それは、私はゆうくんに恋をしたくなることで、ゆうくんは興味を無くすことだった。
メンヘラにはなりたくないから、せめてもの努力はしよう。私は、ゆうくんを、ではなく、ゆうくんは、を主体にするよう心がける。できないけど。いつか報われるんじゃないかなと思う私はアホだね。
「…おはよう」
寝室をちょっとだけ、覗いて声を掛けたけど、まだ熱があるようで、ゆうくんは寝ていた。
ベランダに出ると、寒いなぁと声が出た。
でも、今日は結構いい天気だ。
そういえばゆうくんはこの天気が好きか知らないんだよね
晴れた雨、曇りどれが好きなのかな?
洗濯物を干し、ハンガーを整理しながら考える。
ゆうくんは、無気力そうだから、真夏のギラギラした快晴は苦手な気がする。
かといって、凍てつく寒さの曇天に気持ちが昂る姿は見たことないし。
まぁ、春か秋のほどほどの晴れがいいだろうな。
消防士だがら、秋とか冬は空気が乾燥して火災が増えると仕事も増えるから、やっぱり好きでいったら春かな。
じゃあ、春は花粉があっても好きなのか、と言われるとなぁ。私は花粉があるから、春は好きだけど、ちょっとつらい。でもゆうくんはいろいろ鈍感で、花粉も反応しにくいから、春は過ごしやすそう。
最後の一枚を引っ掛け終えて、部屋に戻って、観葉植物の枯葉を取る。
いや、ゆうくんは鈍感だから、全ての季節に不満も快適もなさそうだな。
何も考えてなさそう。
いちいち春夏秋冬朝昼晩雨天晴天の好みを考える方が敏感すぎなのかもなぁ。
私はゆうくんがいる季節が一番好き。つまり全て好き。
だから、ゆうくんとお揃いかな。
キッチンでお湯を沸かしていて、タイマーが鳴ったのでスリッパを履いて向かった。
病人に優しい飲み物、蜂蜜入りジンジャーティーを冷ましながら、寝室を覗くと、ゆうくんは身体を起こしていた。
「おはよう、ゆうくん、飲み物は冷たいのと、温かいの、どっちがいい?」

