じゃあ、もう諦めなければならないんだーー…。
「わ、分かった。えっと…ニャンみさんって、ニャンくんのこと好きなの?」
「ええ、もちろん。」
「そっか…もう戻っていいかな?」
「最後にいい?」
「…うん?」
「残念だったねーw」
私は悔しさと怒りでどうにかなってしまいそうだった。
笑いつつ、スキップしながらニャンみさんはいなくなった。
誰もいない裏庭で、1人でわんわんと泣いた。私の青春が…っ!
それに、あんなに性格の悪い子が好きなんて…ちょっとショック。友だちに協力してもらって、頑張ってたのに、応援してくれてたのに…!そんなことを思うと、更に泣いてしまった。
その日は家に帰ってからも泣いてしまった。ラインでみんなにこのことを伝えると、たくさん慰めてくれた。私の心はちょっとだけ救われた。そして、今度の夏祭りは、5人で行こうということになった。リンルン、もも、たま、妹、そして私の5人。楽しみすぎて、夜はそのことばかり考えていた。